しゃべれどもしゃべれども

L0705

本題の前に……。
ゆうべのスマスマ。「4時間は長すぎじゃい」と思って
見るつもりなんざ、まるでなかったのに
香取さんがインフルエンザでお休みと聞いたとたん
がぜん興味がわいてしまい、TVつけちゃってスミマセン(笑)。

しょっぱなからの、草なぎクンの暴走に大笑いでした。
こういうピンチに強いのが、スマップの魅力のひとつだよね。
衣装を、形見分けみたいにして着てたとこもツボ。
仕事しながらのながら見でしたが
けっきょく、3時間ぐらいは見ちゃいました。

さて、大笑いといえば、元日の深夜にやってたこんな映画。

「しゃべれどもしゃべれども」(2007/平山秀幸 監督)

 * * *

古典落語をこよなく愛する
若手落語家の、今昔亭三つ葉(国分太一)。
その熱い気持ちとはうらはらに、腕があがらず
師匠(伊東四朗)から、叱られてばかり。
悩んでいた彼は、ひょんなことから
「話し方教室」を、自宅で開くことになる。

「落語のひとつでも憶えれば、しゃべりも上手くなるに違いない」

……というわけで、集まったのは
愛想のない美女・十河五月(香里奈)
関西弁のためクラスに馴染めない小学生・村林優(森永悠希)
解説がヘタな元野球選手・湯河原太一(松重豊)。

彼らは、まず「まんじゅうこわい」に挑戦するが
やる気があるのかないのか、わからない3人の態度に
三つ葉は、戸惑うばかり。

 * * *

主人公の三つ葉を演じる
国分太一さんの、あまり似合わない着物姿が
いかにも「生真面目一本」「不器用」という雰囲気。
「笑い」を商売にしているのに、これじゃなあ(笑)
というイタイ感が、冒頭はアリアリです。

ほかの登場人物たちもみんな、何か不器用で
うまく自分をさらけ出せずにいる人たちばかりで。

「話しかたを勉強するのに落語教室」って
はたから見たら、ピント外れに見えるかもしんないけど
あながち、間違ってはいないと思います。

落語はとにかく、表現力を必要とするものなので
「しゃべり」に対してコンプレックスがある人には有効だし
何よりも、教えたり、教えられたりというのは
コミュニケーションの基本ですから!

小さくても、何かひとつ自信がつけば
次の一歩は自力で踏み出せる。
このお話は、そんなほんの小さな一歩を描いてくれてて
見ていると、あたたかな気持ちになれました。

ひとつだけ、不満があるとすると
三つ葉自身がはじける瞬間の演出がもの足りなかったな。
要因は「酒」だけではなく
本人に、心情的な何かの変化があったはずなのに
そこの部分が、ちょっとだけ、読みとりにくい気がしました。

あそこで、スポーンというような突きぬけ感があったら
さぞかし気持ちよかったろうと思います。
クライマックスにかけての説得力も強くなりますし。

 * * *

でもまあ、とにかく東京の下町の風情は良いもんです。
路地めぐり大好きのわたくしとしては
あそこは聖地といっても、過言ではないのだ(笑)。
落語も、ホールでしか見たことないから
いちど寄席で味わってみたい。

東京行っても、ディズニーリ○ートには向かわなくていいから
あの辺を一日じゅう、ブラブラしてみたいのです。
(これがなかなか出来ないんだよネ)
そういう意味ではこれ、アコガレのつまった映画なんだなあ。

Tc0125
人気ブログランキング
P-NETBANKINGランキング

     

  しゃべれども しゃべれども@ぴあ映画生活

| | コメント (0)

容疑者Xの献身

L0705

年末、ずっとやってた「ガリレオ」の再放送に見ハマってました。
しまいには、なかなか見る機会のなかった
「容疑者Xの献身」まで、放送してくれるなんて
どうもありがとう、テレビさん!

 * * *

「容疑者Xの献身」(2008/西谷弘 監督)

 * * *

天才物理学者、ガリレオこと湯川(福山雅治)が
生涯で唯一、天才と認めた男・数学者の石神(堤真一)。
彼は、アパートの隣に住む花岡靖子(松雪泰子)に
淡い想いを抱いている。

ある夜、石神は
隣で異様な物音がしたことが気になり
靖子の部屋を訪ねるが
そこでは、彼女の靖子の元夫が息絶えていた。
離婚後も、靖子とその娘に付きまとい
暴力を振るっていた男だ。

数日後、ひとりの男の死体が発見される。
身元はすぐに判明し、靖子が容疑者として捜査線上に上がるが
彼女には、完璧なアリバイが存在していた。

 * * *

ずっと前に、TVシリーズの感想を書いてましたけど
(香取慎吾クンのシャワーシーンにこうふんしてますけど)

あらためて思ったことは、この「ガリレオ」ってドラマ
科学トリックなんて、実際にはどーでもよくて
人間に対してはまるで興味のなさそうな
探偵役・湯川の、じつはするどい人への洞察力。
そして、それでもって相手に、容赦なく切り込んでいく、
このあたりが、じつはおもしろかったんだね。
初回の、唐沢寿明さんがゲストだったお話と
香取クンの回では、舌を巻きました。

とくに香取クンの回ね。
プライドの高い相手の目の前で、そのプライドをグシャリと潰してみせる。
湯川センセイの、性格の悪さの真骨頂でしたわね。
オホホ、オホホホ。

で、この「容疑者Xの献身」でも
湯川先生の洞察力が、いかんなく発揮されています。
しかも、いつもよりもっと人間味にあふれたもので
ここんとこはわたし、グッときてしまいました。

湯川の友人の石神が、これまた良くて。
堤真一さんの演技、本当にすばらしかった。

あれってさ、きっと見ている人みんなが
「何もそこまでして」って思うんだろうね。
けど、その「何もそこまでして」っていうことを
一線を越えて、やってしまう部分に、きっと
理屈であらわせない、どうしようもない人の業があるんだね。

切ない。とにかく切ないお話です。

ひとつ注文をつけるなら
石神が生きるのに絶望する経過で、ちょっと説明不足な感が。
映画っぽくするためだけにあったような、中盤の雪山シーンを削って
その時間を、石神の描写にまわしてくれてたらなあ。
(実際、雪山シーンでは、お茶入れに台所に立っちゃったし)

とはいっても
「HERO」然り、「相棒」然り、おもしろいTVドラマの映画化が
いつも、トホホ……な出来になっちゃう現状から比べると
この作品は、本当にみごとだと思いました。

 * * *

さて、福山さんはこれから1年、大河なんざんすね。
紅白では、吹雪のなか歌わされ大変そうでしたが
(南国長崎とは思えぬ雪景色に、びっくらこいたさ)
風邪ひかないで、がんばって欲しいです。
あ、香取クンみたいに逃げ出さないように~(笑)。

ではこれから、スマップ友だちのMARU氏と
ビデオ鑑賞会「新春おでんマイケルまつり」を開催だ~!

Tc0125
人気ブログランキング
P-NETBANKINGランキング

     

  容疑者Xの献身@ぴあ映画生活

| | コメント (0)

ありがたいキャンペーン

L0705

ごあいさつは、世界の名探偵・Lからです。
寅年→フーテンの寅さん→とらや→お団子……ということで(笑)。

では、新年なので、ありがたい話をいっちょー。

 * * *

英語の“present”に、なぜ「おくりもの」と「現在」という
ちょっとかけ離れた感の意味があるのか
長いこと、不思議に思っていたのですけど
先日、ひょんなことで、教えていただくことができたんですよ!

本来“present”は、神さまがイエスとなってあらわれたこと
つまり「ここに存在しています」という意味だそうです。
あなたがここにいるのは、神さまからのおくりものということなんです。

いま、ここに存在しているということは
いろんな偶然が重なり、またいろんな生きる条件をクリアしてきた
その結果なんだと思ったら、これほどありがたいことはありませんね。

日本語の「ありがたい」も、これは仏教から来てることばですが
やはり、同じような由来だったと思います。

生活習慣や宗教がちがうのは、住む場所がちがうのだから当然。
それより、たとえ多少の価値観のちがいがあっても
人として説いていることは、同じなのだと
そういうふうに思ったら、こんなにうれしいことはないです。

ありがとう、ありがとう世界中のみなさん、今年もよろしく~!
(↑いやに大きく出たぞ)

★ありがたいキャンペーン実施中★
2012年12月21日までに、地球温暖化を止めれば
マイケル・ジャクソンが復活して、そこから先はMJ歴に!

Tc0403
人気ブログランキング
P-NETBANKINGランキング

| | コメント (0)

やじきた道中 てれすこ

03

本編の前に……。
年末、「ガリレオ」の再放送にずっと見ハマってて
その流れで「容疑者Xの献身」まで、鑑賞しました。

年賀状を制作しながら見ようと思ってたんだけど
途中から、ぐんぐんおもしろくなって
年賀状そっちのけで、見てしまった!
(いずれこれ、感想書きますね)

んでね、終わってね、まだ余韻があるうちに
浅野忠信と哀川翔の出てる
「東京ゾンビ」っつーのが始まってさあ!

事件発端のシチュエーションが「容疑者Xの献身」と
ぐうぜんにも、ほとんど同じなのに笑えたけど
それ以降はイマイチ(ていうかイマニ、イマサン)の感があり
30分で眠くなってきて、寝ちゃいましたとさ。
おかしいなあ、あのアホっぽさは
ぜったい自分のツボだと思ったんだけどな……?

つくづく「笑い」って、むずかしいもんなんだね。
というわけで、今回ご紹介するのは

「やじきた道中 てれすこ」(2007/平山秀幸 監督)

 * * *

時は太平。
大阪で「てれすこ」と呼ばれる珍妙な生き物が捕れ
人々の話題を集めていた。

いっぽう江戸、品川の遊郭・島崎では
売れっ子(ただし少々トウが立つ)遊女の
お喜乃(小泉今日子)が
細工職人の弥次郎兵衛(中村勘三郎)に
「病気の父に会うため、遊郭を抜けたい。
 いっしょに逃げて欲しい」と、涙ながらに頼んでいた。

ひょんなことから、弥次さんの幼馴染み
売れない歌舞伎役者・喜多八(柄本明)も加わり
めでたく、お喜乃の足抜け大作戦となる。

はてさて、3人の珍道中の行方はいかに?

 * * *

(゜ロ゜;……あれっ?

先日、「幕末太陽傳」のレビューで
「せっかくの遊郭なんだから、カラーで見たい」
などと、のたまったりしておりましたが
ひょっとして、これに出てくる遊郭て、間取り似てない?
階段周りなんて、ほとんどいっしょですねえ。
うわあ、おもしろい発見したよう!(嬉)

「幕末太陽傳」と同様
「古典落語」と「遊郭」が、モチーフとなっています。
そしてやっぱり、笑いと死の同居する世界観。
あけっぴろげな生と死。

このへんが、すっごい好きだ。このユルさ加減って、きっと
古い日本人が持つ、本来の感性なんじゃないかなあ。
(あ、古いって自分で言っちゃった)
けっこう笑って、けっこう泣きました。

ただし、勘三郎と柄本明なので、萌え要素はナシね。
キョンキョンが良かったですね~。
トウが立ってる感じが(笑)そのトウの立ち具合がすごく良かった。

というわけで皆さん、お互いこれから
1年ぶん古くなっちゃいますが、どうぞ来年もよろしく!

Tc0125
人気ブログランキング
P-NETBANKINGランキング

     

  やじきた道中 てれすこ@ぴあ映画生活

| | コメント (0)

幕末太陽傳

Ty31sma

幕末つながりでスマ州ファイブ。イラストが流用ばっかですみません(汗)。

ひょっとしたら、次のお仕事「幕末」についての
資料にならないだろうか……と思って見てみた1本。
なったか、なってないかは
結局わかんないけど(笑)見てよかったです!

「幕末太陽傳」(1957/川島雄三 監督)

 * * *

文久5(1862)年。明治維新まであと5年の幕末。
江戸に隣接する品川宿の遊郭・相模屋で
駄々羅大尽の佐平次(フランキー堺)。

金がないのを告白し「居残り」となって下働き。
さらには、女郎衆のトラブル解決など八面六臂の大活躍だ。
やがて相模屋の人気者になる。

さていっぽう、相模屋には、別の居残り組がいた。
高杉晋作(石原裕次郎)をはじめとする
勤王の志士たちだ。

 * * *

実験作としても誉れ高い名作。
イントロで「現代」として、1957年の品川の風景が登場します。
これがいま見ると、すでにレトロなんですが(笑)
当時こういう演出って、かなり斬新だったんじゃないのかしらん。

モノクロ画面で、キャラの見分けがつきにくいのと
(色で見分けらんないのね……)
音声がクリアでないのと
セリフが少々早口で、聞き取りにくいのと
幕末の事情に、あんまくわしくもないのとで
最初は、やはり少々とっつきにくい感があります。

でも、いったん物語の中に入り込んでしまうと
これがおもしろくておもしろくて。

「居残り佐平次」をベースに
さまざまな古典落語が挿入されています。
落語、あまりくわしくなくて
「そうそう、こういうのあったなあ」程度だったのですが
それでも、存分に楽しめました。
やっぱり落語って、日本人に長く長く愛されてきたお話ですから
きっと、物語自身にそれだけの強い力があるんだね。
あの何ともいえないおかしみと、かなしみは
日本人ならではの感性なんだろうなあ。

 * * *

せっかく、こんなにおもしろいんだから
マニアのかたには、きっとヒンシュクと思いつつ
これ誰か、リメイクしてくれないかなあ、って思いました。
そうそう「山のあなた」みたいに、完全カバーとか。
だって、せっかくの遊郭なんだから
カラーで見たいよ~、きれいな色で見たいよ~!

と、妄想はふくらんだあげく
現代のキャストで置きかえてみる。

高杉晋作(石原裕次郎)…小栗旬
※あの、ポニーテールみたいなマゲを
 なんて名前か知らんがあのマゲを、ぜひ小栗くんに結ってホスイ!

郭の若衆(岡田真澄)…岡田将生
※「岡田」つながりです(笑)。
 あと、金のない佐平次の代わりにお前が身体でつぐなえと
 番頭に言われ「それはお許しを~」と、オイオイ泣くためには
 これぐらい説得力のあるルックスでないとね。エヘ。

……と、ここまで考えたのだが
肝心の佐平次役、フランキー堺に代わる役者さんが思いつかない。

「わたしは貝になりたい」つながりで
中居正広さんというのも、考えてみたのですが
あの動きのキレに関しては、全然クリアできるにしても
持ってる雰囲気が、少しちがうかなあ。

もちっと……オッサンみたいなんだよなあ(笑)。
オッサンなのに動きが軽快で、すごくひょうひょうとしてる。
そんなオッサン、誰かいないかなあ。

 * * *

あ、いや、アチキひとりで考えても
しょうがねえことでやんした。こりゃまた失礼。

Tc0111
人気ブログランキング
P-NETBANKINGランキング

     

  幕末太陽傳@ぴあ映画生活

| | コメント (0)

«彼らをおでんに例えたら?