しゃべれどもしゃべれども

本題の前に……。
ゆうべのスマスマ。「4時間は長すぎじゃい」と思って
見るつもりなんざ、まるでなかったのに
香取さんがインフルエンザでお休みと聞いたとたん
がぜん興味がわいてしまい、TVつけちゃってスミマセン(笑)。
しょっぱなからの、草なぎクンの暴走に大笑いでした。
こういうピンチに強いのが、スマップの魅力のひとつだよね。
衣装を、形見分けみたいにして着てたとこもツボ。
仕事しながらのながら見でしたが
けっきょく、3時間ぐらいは見ちゃいました。
さて、大笑いといえば、元日の深夜にやってたこんな映画。
「しゃべれどもしゃべれども」(2007/平山秀幸 監督)
* * *
古典落語をこよなく愛する
若手落語家の、今昔亭三つ葉(国分太一)。
その熱い気持ちとはうらはらに、腕があがらず
師匠(伊東四朗)から、叱られてばかり。
悩んでいた彼は、ひょんなことから
「話し方教室」を、自宅で開くことになる。
「落語のひとつでも憶えれば、しゃべりも上手くなるに違いない」
……というわけで、集まったのは
愛想のない美女・十河五月(香里奈)
関西弁のためクラスに馴染めない小学生・村林優(森永悠希)
解説がヘタな元野球選手・湯河原太一(松重豊)。
彼らは、まず「まんじゅうこわい」に挑戦するが
やる気があるのかないのか、わからない3人の態度に
三つ葉は、戸惑うばかり。
* * *
主人公の三つ葉を演じる
国分太一さんの、あまり似合わない着物姿が
いかにも「生真面目一本」「不器用」という雰囲気。
「笑い」を商売にしているのに、これじゃなあ(笑)
というイタイ感が、冒頭はアリアリです。
ほかの登場人物たちもみんな、何か不器用で
うまく自分をさらけ出せずにいる人たちばかりで。
「話しかたを勉強するのに落語教室」って
はたから見たら、ピント外れに見えるかもしんないけど
あながち、間違ってはいないと思います。
落語はとにかく、表現力を必要とするものなので
「しゃべり」に対してコンプレックスがある人には有効だし
何よりも、教えたり、教えられたりというのは
コミュニケーションの基本ですから!
小さくても、何かひとつ自信がつけば
次の一歩は自力で踏み出せる。
このお話は、そんなほんの小さな一歩を描いてくれてて
見ていると、あたたかな気持ちになれました。
ひとつだけ、不満があるとすると
三つ葉自身がはじける瞬間の演出がもの足りなかったな。
要因は「酒」だけではなく
本人に、心情的な何かの変化があったはずなのに
そこの部分が、ちょっとだけ、読みとりにくい気がしました。
あそこで、スポーンというような突きぬけ感があったら
さぞかし気持ちよかったろうと思います。
クライマックスにかけての説得力も強くなりますし。
* * *
でもまあ、とにかく東京の下町の風情は良いもんです。
路地めぐり大好きのわたくしとしては
あそこは聖地といっても、過言ではないのだ(笑)。
落語も、ホールでしか見たことないから
いちど寄席で味わってみたい。
東京行っても、ディズニーリ○ートには向かわなくていいから
あの辺を一日じゅう、ブラブラしてみたいのです。
(これがなかなか出来ないんだよネ)
そういう意味ではこれ、アコガレのつまった映画なんだなあ。




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