ロサンゼルスBB連続殺人事件
まさか図書館で見つけるとは、思わなかった。
(だってこういう本って、ファンが手もとに置くためのでしょ)
なんて豪華な装丁なのでしょう!
黒の布張りに銀色のロゴ。しおりも凝ってます。

西尾維新・大場つぐみ・小畑健(集英社 2006)
「DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件」
これもまたタイトル長ッ!(笑)
……しかし、人間の心理って不思議ですね。
ここまで贅沢な作りの本で、しかもこんだけ薄いとなると
「きっと中身はたいしたことないんだろうな」って(爆)。
* * *
世界の名探偵Lが、初めて「竜崎」と名乗った事件。
「デスノート」本編でもおなじみのFBI捜査官、南空ナオミが
彼の手足となって、連続殺人事件を捜査します。
映画化の、ちょっと前に発表されていますから
わたしがハマった「松山L」の、誕生以前なんですよね。
(そう考えるとなんだか新鮮ですわ!)
つまり、原作のLをイメージして読むほうがベターなのね。
まず、とっかかりは、やはりちょっと抵抗があります。
「これコメディ? ていうかギャグ?」みたいな
少なからず、とまどいを感じました。
とくに人物描写は
「これきっと、コアな原作ファンには大不評なんじゃない?」
と、他人ごとながら心配したくなるほど。
また「西尾維新も初めて読むし、デスノートもLのことも知りません」
という人(まず手に取らないでしょうけど)にとっては
あのキャラクターは、ドン引きでしょう。
幸いにも、わたしはすごく浅いファンですし
「Lのお話だ~」と思って読んでるから、とても楽しめました。
「竜崎」が、イチゴジャムを一瓶、飲み干すシーンとか
四つん這いでバック走してくるシーンとか
「赤ずきんチャチャ」に対して熱弁ふるうシーンとか
信号なんて生まれてこのかた守ったことない、と自慢するとか
南空ナオミに、腹を踏まれて「うげ」となるシーンとか
ええ、ええ、ずいぶん楽しませていただきました!
* * *
パズル解きの部分は「へー、ふーん、そう」という感じで
ザクッとページを進めたので(汗)
読み終わるまでに
おそらく、小一時間ぐらいだったのではないでしょうか。
で……
やられたーッ!(嬉)
あたしゃすっかりナメてかかっておりましたよ。
この、西尾(呼び捨て)とかいう若造を!
……たしかに、途中で数回「ん?」って引っかかったのよね。
でもうまい具合に、この西尾(呼び捨て)に乗せられて
最後まで、ああ最後まで、パー助のまま行っちゃったのよね。
おそらく「きっと中身はたいしたことないんだろうな」って
思いながら手に取ったあたりから
わたしは、この本の術中にハマっていたのだと思います。
おみそれいたしやした!
↓以下、少々ネタバレ気味なのでお気をつけて。
それにしても、あの模倣はどこまでが模倣だったのでしょう。
あの状況で模倣をする必然性は、まったくなかったのに。
それなのに、あえてそれをやったのは何故。
まさか、やらざるを得ない、というか
模倣そのものが、パーソナリティだったのか。
「あの人物」の業は、文字どおりそこにあったのか。












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