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2009年4月

ロサンゼルスBB連続殺人事件

まさか図書館で見つけるとは、思わなかった。
(だってこういう本って、ファンが手もとに置くためのでしょ)
なんて豪華な装丁なのでしょう!
黒の布張りに銀色のロゴ。しおりも凝ってます。

Ty18lo

西尾維新・大場つぐみ・小畑健(集英社 2006)
「DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件」

これもまたタイトル長ッ!(笑)

……しかし、人間の心理って不思議ですね。
ここまで贅沢な作りの本で、しかもこんだけ薄いとなると
「きっと中身はたいしたことないんだろうな」って(爆)。

 * * *

世界の名探偵Lが、初めて「竜崎」と名乗った事件。
「デスノート」本編でもおなじみのFBI捜査官、南空ナオミが
彼の手足となって、連続殺人事件を捜査します。

映画化の、ちょっと前に発表されていますから
わたしがハマった「松山L」の、誕生以前なんですよね。
(そう考えるとなんだか新鮮ですわ!)
つまり、原作のLをイメージして読むほうがベターなのね。

まず、とっかかりは、やはりちょっと抵抗があります。
「これコメディ? ていうかギャグ?」みたいな
少なからず、とまどいを感じました。

とくに人物描写は
「これきっと、コアな原作ファンには大不評なんじゃない?」
と、他人ごとながら心配したくなるほど。
また「西尾維新も初めて読むし、デスノートもLのことも知りません」
という人(まず手に取らないでしょうけど)にとっては
あのキャラクターは、ドン引きでしょう。

幸いにも、わたしはすごく浅いファンですし
「Lのお話だ~」と思って読んでるから、とても楽しめました。

「竜崎」が、イチゴジャムを一瓶、飲み干すシーンとか
四つん這いでバック走してくるシーンとか
「赤ずきんチャチャ」に対して熱弁ふるうシーンとか
信号なんて生まれてこのかた守ったことない、と自慢するとか
南空ナオミに、腹を踏まれて「うげ」となるシーンとか
ええ、ええ、ずいぶん楽しませていただきました!

 * * *

パズル解きの部分は「へー、ふーん、そう」という感じで
ザクッとページを進めたので(汗)
読み終わるまでに
おそらく、小一時間ぐらいだったのではないでしょうか。

で……

やられたーッ!(嬉)

あたしゃすっかりナメてかかっておりましたよ。
この、西尾(呼び捨て)とかいう若造を!
……たしかに、途中で数回「ん?」って引っかかったのよね。
でもうまい具合に、この西尾(呼び捨て)に乗せられて
最後まで、ああ最後まで、パー助のまま行っちゃったのよね。

おそらく「きっと中身はたいしたことないんだろうな」って
思いながら手に取ったあたりから
わたしは、この本の術中にハマっていたのだと思います。

おみそれいたしやした!

↓以下、少々ネタバレ気味なのでお気をつけて。

それにしても、あの模倣はどこまでが模倣だったのでしょう。
あの状況で模倣をする必然性は、まったくなかったのに。
それなのに、あえてそれをやったのは何故。

まさか、やらざるを得ない、というか
模倣そのものが、パーソナリティだったのか。
「あの人物」の業は、文字どおりそこにあったのか。

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ザ・ムーン

02

戦後から高度経済成長時代にかけての人たちって
いま見ると、たいそうなことやってますよね……。

日本人が、黒部の山奥で、どんどんトンネルを掘って
巨大ダム建設計画を推しすすめていたのと
さほどかわらない時期に
な、な、なんと、アメリカ人やソ連人たちは
月に行こうというプランなんか練っていました!

「ザ・ムーン」(2008/アメリカ・イギリス/デヴィッド・シントン監督)

 * * *

1960年代の初め、アメリカとソビエトは
冷戦のなか、宇宙開発を競い
お互いに、有人宇宙飛行を成功させていた。

やがてアメリカは、月をめざす「アポロ計画」を発動。
悲惨な事故を起こしながらも、計画はすすんだ。

そして、1969年7月16日
3人の宇宙飛行士を乗せたアポロ11号が、月へと旅立つ。
5日後の7月21日、月着陸船イーグルが月面に着陸。
世界中の人々が見守るなか
ニール・アームストロングと
バズ・オルドリンという、ふたりの宇宙飛行士が
歴史的な一歩を月面に残すのだった。

 * * *

「アポロ計画」で、1960~70年代に月へと行った
合計12人の宇宙飛行士たちのインタビューや
当時の映像とともに振りかえる、ドキュメンタリー作品です。

チョー迫力の映像の一部は
冷却保管されていたものをデジタルリマスターし
現代に甦らせたという、NASAのお宝映像!

先週だったか先々週だったか先々々週だったか
TVの特別番組でも、少しだけ流されていましたが
ちょうど電話がかかってきて、ちゃんと見られなかったんです。
ああ、大画面で見ていてよかった。

大画面で見なきゃ、寝てたかもしんない(爆)。

なにしろドキュメンタリーなので、地味なことは地味。
しかし、実際に体験した人の言葉には
何ともいえない説得力と、迫力と、魅力がありました。

アポロ11号の3人目の乗組員だったという
マイク・コリンズ氏の表情は、とてもチャーミング。
きっとこの人、若いころめっちゃモテたよ(笑)。

あれは、アームストロング船長とともに
最初に月に降り立ったバズ・オルドリン氏でしたっけな。
降りる前に梯子のとこで、ちょっと間を置いてる理由は
じつは、小用を足してたんだって言ってたのは。
オムツなんだから、オシッコなんか、いつしてもいいだろうに(笑)
やっぱりガマンしたまま、月に行きたくなかったんだなあ。

で、それをオーストラリア・パークス天文台の人たちが
がんばって中継したんだなあ。(映画「月のひつじ」を参照)

月着陸の喜びにわく世界じゅうの人々の映像には
「なぜにそんな格好で万歳三唱?」という、日本人の衝撃的な姿も!

 * * *

「アポロ計画」は、12人の宇宙飛行士を月へ送り出し
1972年の17号を最後に終了します。

計画の裏には、ソビエトとの軍事競争など
暗い背景があったことも、忘れてはなりません。
また、現在の価値観からいうと
先日の「黒部の太陽」で申し上げた、ダム建設と同様
大きな環境破壊の側面を持つことも否定できないでしょう。
(宇宙のゴミ問題、いまマジでたいへんらしいよ~)

だけど一方では、人間って
こんなスゴイこともやってのけたんだって
本気になれば、結構どんなことでもやれるんだっていう
誇りでもあるよね。

地球温暖化対策なんかも、世界じゅうで本気になれば
わたしたち、ひょっとしてスゴイんじゃないの?
なかなか本気になれんけど(汗)。

それと、お隣の国から、今日明日にも発射されるらしいアレも心配。
……そういうスゴイこと、本気でしなくていいから、いいから。

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  ザ・ムーン@映画生活

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フィッシュストーリー

01

わたくし、大カンチガイをしておりました。

伊坂幸太郎「フィッシュストーリー」(2007 新潮社)

目次に並んだ、4つのタイトル。
いつもの伊坂作品のごとく
一見、無関係そうに見えても、じつは
どこかでつながっているという連作短編集なのだと。

で、それが今回、映画化されたのだと
わたくし、そんなふうに、大カンチガイをしておりました。

1作目、2作目と読みすすめながら
ちょっと「?」と思って、そして
3作目の表題作「フィッシュストーリー」に至って
はじめて、これら4作品が
全然ちがうお話なのだと、気づいたのです(爆)。

 * * *

んで、表題作の「フィッシュストーリー」
映画にもなったぐらいだから、期待をしてたわけです。
「アヒルと鴨のコインロッカー」のスタッフが作った、と聞いているから
 それと同じくらい長い話なんだろうな~って、やっぱ思うよね…笑)

しかしこれが
短編作品を、さらに短く分ける構成になっているので
ひとつのエピソードがすごく短くて
「えっ、これだけ?」って
正直申しまして、なんか拍子抜けした感じでした。

ここんとこずっと、伊坂イサカ伊坂いうとったけど
そうそう気に入る作品ばっかりというわけでもないだろう。
やっぱり、さすがに疲れたわね……などと、思っていたら

4作目の「ポテチ」が、最後の最後でキタ(泣)。

ちょうど、これを読んだのが
WBC最終戦の、あのドラマチックな日本チームの勝利を
目の当たりにしたすぐあとで、感情移入もしやすかったのでしょう。
ちなみにセンバツも、うちの地元はえらくがんばった!


ただ、ボールが遠くに飛んでくってだけのことに

人がでっちあげたホラ話ってだけのことに

わたしたちは、なんでここまで心を動かされるんだろうね。

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グルメとか、コスメとか

ワタリ描いちゃった~!

Ty27watari

あんまり似てないっちゃあ、似てないんだけど(汗)
切手ぐらいの、小さなサイズの写真をお手本にして
こんだけ描いたっちゅうことで、ごかんべん。

3月まで、椅子にモニタとキーボードを乗せ
ホットカーペットに、じかに座って作業するという
防寒態勢だったのですが
ずいぶん暖かくなってきたことですから
モニタとキーボードを、パソコンデスク上に戻しました。
それなりに「仕事しますよーっ」モードに、なりました(笑)。
中断していたペンタブレット修行も、そろそろ再開します。

で、ついでに、仕事さぼって
ブログ記事の整理なんかもやってみた。
アフィリエイトとか余計なものをくっつけ始めちゃったから
なるべくシンプルに、軽く見やすくしたくて。

カテゴリーの重複を、なるべくなくして
これまで「余談」に入れていたものは
「映画・テレビ」「書籍・雑誌」「演劇・イベント」「Lバカ日誌」
に、ぜんぶ分けてしまいました。
(どうしても分けられなかったものは重複させています)

で、残りの話題を、新しく作ったカテゴリーの
「日記・コラム・つぶやき」に、入れてみたのですが
あらためて自分で読んでみたところ
……なんか、すごくバカなことしか書いてなくて悲しいです。

L(松ケン)もしくはSMAP、あと工場萌えとか。
とくに後半なんてさ
草なぎ剛さんの眉毛と、ひざこぞうの話しかしてなくて
自分はいつもいったい何を考えながら生きているんだろう、と
不意に、寂しくなってしまった。

ほかにも、書く書くといって、書いてない映画の感想とかも
いっぱいあるみたいなんだけど、気付くとつらいから確認しません。

なんか……そうじゃなくてさ
もうちょっとさ「きゃはっ」って感じの
グルメとかコスメとか、いかにも女子(笑)っぽい
話題が満載のブログなんて、やってみたいなあ。
いままでの記事の中に、グルメ写真がじつは1枚だけあるのだが
これが、恐ろしいことに「吉野家」なんだすよ(爆)。

悔しいから、ちゃんとグルメっぽい写真入れてみる。
(半年も前の温泉旅行のやつだがな)

Ty26onsen

焼肉コースで、きゃはっ、まんぷくまんぷく!
……みたいな。

そうそう、ご飯のあと
宴会場でアトラクションがあるというので行ってみたの。
射的とか、輪投げとか、ビンゴゲームとか
楽しいゲームがいっぱいできたんだけど
バックでずっと、ベビバンバンバーン
「SMAP SAMPLE TOUR 2005」(懐~!)のDVDが流れてて
わたしは射的より、むしろそっちにムチューになりました。

……で、ああ、けっきょくスマネタやし(爆)。

くそう、温泉も行きたいぞう!

Tc0125
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 ←画像ないがアフィリエイト入れてやるぜ(ヤケ)

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月収70万円て(゜ロ゜;

ゆうべ、何げなく見ていた
「ココログニュース」の話題に、けっこうショックを受けてます。

http://news.cocolog-nifty.com/cs/catalog/cocolog-news_article/catalog_domestic-200904081841_1.htm?s=app.f

〈人気漫画家が「月収70万円」〉というタイトルです。
「ブラックジャックによろしく」や「海猿」などの
ヒット作を描かれている、漫画家の佐藤秀峰氏が
ご自身の公式ホームページで、収入を公開していて
しかもその金額が、月収70万円て(゜ロ゜;。

Ty18lhu

これって、ふつうにお勤めしている会社員さんには
決して安くない金額かもしれないが、漫画家って
1日8時間労働とか、そーゆー普通の仕事じゃないですよ。
〆切前には、ほとんど24時間の稼動ですよ。
頭をフルに使いっぱなしの頭脳労働。さらに現場は肉体労働ですよ。
毎回の〆切とか、心ない読者の攻撃とか、いつ描けなくなるかという不安とか
そういう強いストレスに、つねにさらされているんですよ。

しかもそれが、TVドラマ化や映画化もされるような作品を描いた人。
それなのに、な、なに、何なのその安さ!

絶句。

わたしも、お恥ずかしいですが、その業界の末端の末端の
手すりの外の5センチに、つま先立ちで立っているような人間です。
「これは、わたしの収入が蚊の涙ほどでも、しょうがないわ」
まず、そう思いました。
次に「何で、こんなひどい状態なんだろう」と、考えました。
競争世界ですから、売れない人間に、収入がないのは当然のこと。
でもちゃんと売れて、その業界に貢献をしている人ですよ。
なのに、その処遇は何なの!

漫画家を、ナメてんの?

以前、生原稿が流出したとか、そういう事件が発覚した時期
たぶん、ベテランどころの先生たちからの働きかけで
「漫画家の組合みたいなものを作ろう」なんて話が
あったような気がします。
だけど、立ち消えになったというか
少なくともわたしの周囲には、そういう組合に入っている人はいない。

考えてみれば、漫画家って
例えば「これから1時間、何か考えてください」といわれたら
自分の待遇の改善について考えるより
ホラ話を作リ出すことに、その1時間を使っちゃうんだよね。
どうやら、そういう体質みたいなんですね(笑)。

そこをうまくつけこまれている、という部分もあるんでしょうね。
(この際ですから、業界の暗部をチクリまくりまッす…笑)
わたしの周囲の例でいうと
依頼時に、原稿料が提示されたためしがない。
本に掲載されて、その数ヶ月後に銀行にお金が振り込まれ
それによって、自分の価値がどのくらいとされているのか
はじめて知ることになるわけです。

これが成り立っていたのは、昔はそれなりに
作家と編集部のあいだに、信頼関係があったから。
ハッキリいって、現在そんなものありませんからね。
なのにいまだにこれが、当然のようにつづいてる。
悪しき習慣だと思いますよ。

おまけに漫画家は、依頼を受けた時点で
「あの……原稿料はいかほど」と聞きたくても、聞けないんです。
〆切までも、さほど時間がないから
すぐにでも、ストーリー創作にかからなきゃならない。
それこそ、自分の待遇についてより
ホラ話を作ることに、気が行ってしまうわけです。

また「原稿料は」と、口にした時点で
なんとなく、うっとうしがられて切られるんじゃないか
という不安もあるみたいです。みんな気が……弱いからね(笑)。

漫画以外の出版社や、デザイン会社などと打ち合わせをして
「原稿料は安くてすみません、○○円でいいですか?」と
ケタ違いの金額を、会談のわりと早いうちに提示され
「ええっ、そんなにたくさんくれるんですか!」
と、マジんなって驚いたのは、実話です(笑)。
似た業界なのに、なんでそんなに高い
……というか漫画の原稿料が、破格に安いんだな。

まあ、これが、世界に通じるといわれてる日本の
漫画文化の実態ちゃあ、実態ですから。

どんな業界でも、下請けの現場がいちばん大変です。
漫画の世界だけが特別にひどいとは、思いません。
だけどこれって、あまりにも、その存在の価値を
軽く見られすぎてるんじゃないだろうか。
やろうと思っても、そう簡単にはやれない仕事なんですから。

少なくとも、中枢を担っている作家さんたちに対しては
その才能や貢献に見合った報酬が必要でしょう。
そうでないと、後継の人も育ちません。

 * * *

年末の、失業した派遣労働者に救済措置がとられるニュースを
「ウラヤマシイ」と指をくわえて見ていました。
「わたしらには、テントで豚汁を配ってくれる人さえいない」
そう思いました。

とある失業者が「イヤならやめればいいやって
思いながら働いてたら、こうなった」って言ってました。

「イヤならやめればいい」
そうなんだよね。イヤならやめればいいのよ。

……悔しいことに、なかなかイヤにならないんだ。これが(爆)。

「日記・コラム・つぶやき」の記事が、あまりにバカだと思って
真面目な話でもしようとしたら、ただのグチになりました。
すんまっしぇん。

ま、好きなことを仕事にできてるだけでも、シャーワセだよね。

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キラ事件を33分もたせる

先日の、グチのつづき。

そうなんです。
例えば「これから1時間、何か考えてください」といわれたら
自分の待遇の改善について考えるより
こういうことに、その1時間を使っちゃうんです。

ところでさっき、めざましテレビで見ました。
今日が、堂本剛さんのお誕生日だそうで、おめでとうございます。
(ええっ、30歳!? あの可愛かったハジメちゃんが?)
じゃ、じゃあ、これ、お祝いね!

Ty17l12

「33分探偵」が、キラ事件を33分もたせる。

 * * *

月くん「ああ、そうさ。……ぼくが……キラだよ」

六郎 「果たしてそうでしょうかー!」

リカコ「(つぶやく)……六郎くん、そこから33分は……絶対ツライ」

     いきなり登場した鞍馬六郎、吹き抜けの2階から
     ゆっくりとした足どりで、階段を下りてくる。

六郎 「本当のキラは、月くんではありません。
    殺人鬼キラの正体、それは……」

     一同、ゴクリとつばを飲む。

六郎 「世界の名探偵L、あなたです!」

     一同「ええっ!」と、派手に驚く。
     L、ソファから後ろのめりにひっくり返る。

リカコ「(つぶやく)……六郎くん……チャレンジャー」

六郎 「考えてもみてください。
    名探偵Lの正体を、世界のいったい誰が知るでしょう。
    わたしたちの目の前にいるその陰気な男は
    Lと名乗っていますが、果たしてそれは、真実でしょうかー!」

松田 「(はっとして)たしかに、そのとおりだ」

六郎 「殺人鬼キラも同様です。その正体は誰も知らない。
    誰も正体を知らない人物が、なぜかふたりもいる
    このふたりが、同一人物でないという証拠が
    いったいどこにあるでしょうかー!」

一同 「!!!!」

六郎 「そうです。Lと名乗るこの男、キラという架空の犯人を創り出し
    それをつかまえるという自作自演によって
    名探偵としての人気を、不動のものにしようとしたのです!」

総一郎「まさかこの男が、そんなズルイことを考えていたとは」

六郎 「Lは、代理人のワタリともに
    殺された犯罪者たちの、友だち、お母さんや奥さん
    行きつけの店のウエイトレスさんに、映画館のモギリの人
    刑務所の場合は看守さん、八百屋のおっさんにビデオ屋の店長
    アパートの管理人や、電車の車掌さん、近所のおまわりさんなど
    ターゲットの近くにいたあらゆる人物に
    例えば、地下の秘密の研究室で作った毒薬……
    使っても、死因が心臓マヒにしか見えない特殊なものです。
    そういったたぐいのなんやかんやを、なんやかんや渡して
    犯罪者たちを殺すチャンスを
    なんやかんやと、うかがっていたのです!」

松田 「ひ……ひどい。L、なんて極悪人なんだ」

     ※インサート映像。
     極悪なメイク姿で悪行をはたらく松ケンとおひょいさん。

総一郎「しかし、そのような身近な人間たちというのは普通の人だろう?
    果たしてそんなに、簡単に他人の言うことを
    聞いてしまうものだろうか。何しろ、やるのは人殺しなんだぞ」

六郎 「そこです(ビシッ!)わたしが目をつけたのはそこでした。
    金を使ったのですよ。大量の金を」

     ※インサート映像。
     極悪なメイク姿で金をばらまく松ケンとおひょいさん。

六郎 「彼らに大金を渡し、金の力で言うことを聞くようにしたのです」

     ※インサート映像。
     極悪なメイク姿で、いろんな人にトランクの金をちらつかせ
     札束で顔をはたいたりしている松ケンとおひょいさん。

六郎 「わたしの見たところでは、このあたりに
    そこまで派手なアクションができるほどの経済力がある人間は
    そこの、椅子の陰に転がっている陰気な男しかいません!」

     一同「はあ~!」と、感心する。

総一郎「……危なかった。こいつの口車に乗せられて
    自分の息子を、あやうく真犯人にしてしまうところだった」

六郎 「悲しいものです。人はお金で動くんですね。
    たとえそれが、家族や恋人だって……銭のためなら……」

     上下左右から凝ったカメラワーク+激しい効果音で
     鞍馬六郎、何度も派手なキメ顔をくり出す。

六郎 「何でもするズラ!!」

リカコ「(つぶやく)……それ他人の。他人の」

    (あまりにも下らないから、中略)

六郎 「……先ほどは、どうもすみませんでした。
    世界の名探偵Lを、極悪の連続殺人犯よばわりするなんて。
    やっぱりキラは、夜神月で間違ってなかった(遠い目)」

リカコ「(つぶやく)だからようやく本人が吐いたとこだったんじゃん」

L  「…………」

六郎 「つきましては、今回の探偵合戦の敗北者として」

リカコ「探偵合戦? いつッ?」

六郎 「探偵・鞍馬六郎の名前を、L、あなたに献上したいと思います。
    エラルド・コイル、ドヌーヴに加え、次から
    鞍馬六郎の名を名乗ってくれてもかまいませんので!」

L  「(キッパリ)いりません」

……おわり。

* * *

できれば33分かけて読んでホスイです(笑)。
あとこれ、感想じゃないけど
「映画・テレビ」のカテゴリに入れとこ。

つづきもあるでよ。

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ちょー嵐を呼ぶ宇宙戦争

02

先週の金曜の夜は、テレビざんまいでした。
「クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者」
(2008/本郷みつる 監督)
と、この映画を、たてつづけに見てしまった。

「宇宙戦争」(2005/アメリカ スティーヴン・スピルバーグ監督)

 * * *

港湾労働者のレイ(トム・クルーズ)は
離婚した妻から、ふたりの子どもを預かった。

自分にまったく懐いてくれない子どもとの
気まずいやりとりで過ごした、その翌朝
空に奇妙な雲がわき、嵐が吹いて、多くの稲妻が落ちてくる。

レイは野次馬たちとともに、落雷した場所を見にいくが
その地中から、見たこともない巨大な3本足のマシンが出現した。
マシンはレーザー光線で人々を襲い、一瞬のうちに蒸発させてしまう。

破壊される町からなんとか逃げのびたレイは
反抗期の息子、ロビー(ジャスティン・チャットウィン)
情緒不安定な娘、レイチェル(ダコタ・ファニング)という
ふたりの子を連れ、かっぱらった車で逃亡をはじめるのだった。

 * * *

このトム・クルーズ演ずるレイが
本当にダメ人間のダメオヤジで、もう最高(笑)。
おまけに息子は、てんで言うこと聞かないし
娘は、キーキーキャーキャーうるさいしで

「おまえら~、しんちゃん一家をちったあ見習わんかい~!」
と、叫びたくなるほど、みごとにイラつかせてくれます。

この自己チュー親子については正直、あまり興味も湧かないのだが
いちおう主人公ということで、すごくうまく生きのびるのであるこれが。
わたしはむしろ、この親子のまわりにいた
登場しちゃ死に、登場しちゃ死に、あるいは死んで登場しという
その他大勢の人たちに、はげしく共感をおぼえました。
「ああ、たぶん、自分もこのなかにいるんだろうなあ……」って(爆)。

ふと、去年に見た「ミスト」に、少し似てるような気がしました。
(実際には、この「宇宙戦争」のほうが先に出来てますね)

えたいの知れない化け物が、急に襲ってきて
情報もろくになく、みんなで理由もわからないまま
ウロウロと逃げ惑うしかないところとか
そびえ立つ怪物が持っている、何とも形容しがたいあの不気味さとか。

あと、ひさしぶりに見たティム・ロビンスが
地下に穴掘るところで、勝手に連想を重ねたところもあるかも……。
(ティム・ロビンス→ショーシャンク→ダラボン監督→ミスト)

そうそう、このティム関連の、あのイヤ~なシーンね。
レイは決して、我が子のことを思って、やったんじゃないと思いますよ。
あれは絶対、娘がまたパニクって叫んだりしたら自分が困るからだよ。

本当に、父親らしい視点で見れば「そのこと」が、のちに
どれだけ娘の心を傷つけるか、想像できそうなもんでしょう?
ダメ人間、ダメオヤジにふさわしい、ダメな発想。

ただ、極限状況においては
そこまで考えが及ばないのは、仕方ないというか
ひょっとしたら人間は、そういう短絡的で自己中心的な狂気に
簡単に、支配されてしまうのかもしれませんね。
「ミスト」でも、そうだったようにね。
これまでの世界の歴史が語る
さまざまな事実が、そうであるようにね。

「ミスト」はシリアス路線でしたが
この「宇宙戦争」は、娯楽作品ということで
じゅうぶんに楽しめました。
怖いとこ満載ですし(地獄特急のシーンはマジで怖かった)
それに、ツッコミどころも満載です。
人類が捕らえられて、どんなふうにされてるかっちゅーと
「パイレーツオブなんたらズチェスト」みたいになっとるし!
(敵はめっちゃ進歩した異星人ちゃうのん? そんなアナログでいいのん?)

ところで忘れちゃなりません。レイは主人公です。
ひょっとして……しんちゃんみたいに……

「選ばれし勇者」なのかーーー!?

 * * *

……で、まあ、いろいろあったんですけど
いかにもアメリカ映画らしい、ちょーハッピーエンド。
あはは、これ……マジ?(苦笑)
いまはみんな、最高に気分が盛り上がってるから
泣いて抱き合って喜んだりしてるけど
父ちゃん、あんたこれからの生きかた改善しないとね。
いずれ、ほとぼり冷めたら「あのとき死んでりゃよかったのに」
みたいなこと、言われかねないからね。ヒヒヒ。

あと「あれっ、こんな大騒ぎしてたの、自分たちだけ?」
みたいなニュアンスもあって、そのトホホ感といったら最高。

で、とにかくオチが最高。

レイは、ぜんぜん「選ばれし勇者」じゃなかったし
そもそも、人類がまったく蚊帳の外だった(爆笑)。

あいつらも、たぶんレジャーに来ただけね。
調子に乗って虫対策もせず、無防備に半ズボン+サンダルで
ワーイって草むらに入り
「たは~、ブヨにやられました~」みたいな
そんな感じでしょう。

このトホホ感、最高。

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  宇宙戦争@映画生活

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終末のフール

01

ただいま、某所にてカンヅメ中……フフ(力のない笑い)。
このブログだけは、タイマーをセットして
自動的に更新されるようにしてみましたが(ヤホー、ちゃんとなってる?)
わたしら……世界が滅んでも、しばらくは気付かないと思います。

というわけで、今日はこんな本の感想といきましょう。

現在公開中の映画「フィッシュストーリー」
ひょっとして、その舞台の下敷きになっている世界はこれかな?

伊坂幸太郎「終末のフール」(2006 集英社)

「8年後に小惑星が落ち、地球が滅亡する」
と発表された、その5年後。
崩壊した世界で、仙台の団地「ヒルズタウン」に住む人々の
さまざまな人間模様を追った連作短編集です。

あと3年で世界が終わる。
そんなとき、人はどう生きようとするのでしょうか。

 * * *

思えば、わたしが子どものころ
途中で本がまっぷたつに裂けるほど、激しく読み込んだお話が
「地球に小惑星が衝突して滅びる」という内容のものでした。

それから「ムーミン谷シリーズ」の
ほかの作品は、すべて図書館から借りてすませていたのに
ムーミン谷に彗星がぶつかるというストーリーの
「ムーミン谷の彗星」だけは、ちゃんと自分で買って
いまでも、手もとに大事に置いてあるのです。
(ちなみに、わたしの座右の銘となっている
 スナフキンの名ゼリフは、この本の中にあります)

また、小惑星が地球に衝突する映画
「ディープインパクト」(1998/アメリカ/ミミ・レダー監督)では
しょっぱなの天文学者のシーンで、すでに大泣きでした。

どうやらわたしの心には、なぜか幼いころから
「地球が星とぶつかり滅びる」というやつが
原風景として、形成されてしまっているようなのです……。

 * * *

えー、そんなわけなので(笑)
一見、トンデミナイように思えるこの設定も
すんなりと、受け入れることができました。

ポイントは「それ」が発表されたのが、8年前だということ。
恐怖による世界規模のパニックで、社会秩序がまず崩壊します。
殺される人は殺され、死ぬ人は死んで
(こないだ見た「宇宙戦争」の、阿鼻叫喚シーンとか思い出すよ)
5年たって、やっとそれが沈静化しつつある。
いわば、すでに終末をむかえた感のある世界が、現在です。

生き残った人々も
それぞれ、大切な誰かを理不尽に失くしていたりして
その哀しみが、静かに深々と伝わってくるような気がしました。

物語じたいは、淡々としていますが
伊坂氏らしい「おー、そうきたか!」と思わせる展開と
軽妙ながらも心にひびく言葉の数々は、いつもどおり。
わたしは「冬眠のガール」がいちばん好き。
弱々しい女の子と思いきや、意外とたくましい感じが嬉しかった。

 * * *

ところで、こないだ知ったんですけど
「フィッシュストーリー」(公開中)、「重力ピエロ」(5月公開)につづいて
「ラッシュライフ」も、6月公開ですって!?

(゜ロ゜;ひ~!
伊坂幸太郎原作の映画、まさにラッシュ。
も、もう、もうこれ以上はやめて(泣)。混乱する。

Tc0204
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生き抜け、負けるな(汗)

今日は、いつにも増してダラダラ書くど。

いま知った。「L change the WorLd」
今月末に、全米400館で上映されるそうですね。
どう評価されるかわからないが、がんばれよ、松L。
Ty18lhu

生き抜け、負けるな、松L。

えっと、こちらもおかげさまで
ぶじ仕事を終え、昨夜おそく帰還いたしました。
世界も滅んでいないようで、まあひと安心(笑)。
それどころか、世界は確実に進んでおりました……。

PCを開けてみると
取引先から、100ページ近くの資料がメールが届いていて
深夜、眠さをこらえながら、その資料をプリントアウトするハメに。
これから、それを読み解かねばならんのですが
専門用語が多すぎて
いまのとこ、ぜんぶ右から左に流れてってます(笑)。

さらに明日は、粛々と進んでいた
「戦争体験者の話をイラストにおこす」仕事のため
大きな病院まで、足を運ばねばなりません。
先方が急に入院されたとかで、ああ、何かとても急いでいるようすで

ああ……とてつもないプレッシャーが(滝汗)。

生き抜け、負けるな、Y爺さん。

 * * *

そうだ、そういえば仕事中に、アシ仲間から
もうすこしで死ぬとこだったという話を聞いたんだった。

〆切明けに、寝不足と、栄養失調と、脱水症状のため
街なかで倒れて、強烈なひきつけをおこして
救急車で運ばれたのだそうです。

20代半ばの才能あふれる女の子。
その絶妙な語り口と、いまはすっかり元気になった姿に
わたしら、「釣りキチ三平が釣り上げた巨大魚かッ!」
と、お腹かかえてゲラゲラ笑ったけど

ヘタをしたら、二度と会えなくなってたのかもしれない。
そう思って、ひそかに肝が冷えましたよ。

生き抜け、負けるな、Mちゃん。

 * * *

そだそだ、水曜日にTVで「フロム・ヘル」やってたよね。
ジョニー・デップ演じる刑事が
切り裂きジャック事件を捜査するってお話。
ながら見しながら、わたしがかねてから思っていたことを
ひんしゅく覚悟で、ちょっと口にしてみたんだ。
「ジョニー・デップと堂本剛くんて、似てるよね」っての。

そこでは、意外にも「本当だ」「何かした拍子に似てる」
「どこがとはハッキリ言えないけど似てる」

という、嬉しい反応をいただきました。
ありがとーございます。

皆さんもこのふたり、気をつけて見てみてちょ。
どこがとはハッキリ言えないけど、何かした拍子にホントに似てるから。

もし「33分探偵」が、ハリウッド映画化されるとしたら
おそらく主演は、ジョニデだから。

生き抜け、負けるな、ジョニデに剛。

 * * *

そだそだそだ、忘れてた。
せっかくだから、これも言ってみればよかった。
わたしが、かねてから思っていたこと。

水嶋ヒロとジョン・トラボルタって、おくちが似てるよね。

うわあ、すみませんすみません。
これはファンのかたから、まじでひんしゅくを買うかもしれません。

生き抜け、負けるな、ヒロ、トラ、そして自分(汗)。

Tc0125
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ふたたび死神の精度

Ty18lsu

ふたたび死神・千葉の登場~(笑)。
読んだの「フィッシュストーリー」より前だったんだけど
レビューは、ずいぶんあとになっちゃった。あは。

映画のほうは、個人的にはイマイチだったのですが
原作は、いったいどんなものでしょう。

伊坂幸太郎「死神の精度」(2005 文芸春秋/2008 文春文庫)

ちなみに、映画「Sweet Rain 死神の精度」の辛口な感想はこちら。

 * * *

音楽をこよなく愛する死神のもとで、くり広げられる6つの物語。
ある時は恋愛小説ふうに、ある時は本格ミステリで
そしてある時はロード・ノベルと
さまざまなスタイルで語られる、死を間近にした人たちのドラマです。

映画では、千葉役は金城武さんで、統一されていましたが
じつは、調査対象にもっとも近づきやすい
外見や年齢に、変幻自在なのでした!

なので、20代の若い男から、40代の中年男性まで
千葉さん、いろいろ変身していますが
ちょっとピントがズレたところは、変わりません(笑)。

話題はそれますが、ずっと観察していて
金城武のどこに惹かれるか、わたしようやく気付きました。

鼻の下だ。(゜ロ゜;

だから、だからせっかくの諸葛孔明でも、何の反応もしないんだ(爆)。
何しろ鼻の下は、ヒゲで見えないから!
(というわけで「レッドクリフ」、見に行くヒマが当分ないこともあり
 1&2揃ってから、DVDで一気に見るというプランである)

あとそれと
いつも言ってる気がするけど、人間じゃない役ね(笑)。
いまやってる、空飛んでビルをガコガコ壊しまくったり
ティラノサウルスと闘ったりするCMは、超ツボ!

 * * *

……話題、戻します(恥)。
「吹雪に死神」では、吹雪の山荘に閉じ込められた数人の客。
その中で起きる連続殺人……という
いかにも本格ミステリって感じのお話が楽しめます。
まさか、伊坂幸太郎が「吹雪の山荘もの」をやるなんて~ッ!

ところで、わたしが一番好きだったのは
「旅路を死神」。

殺人を犯し逃亡する青年と、車を乗っ取られて
その逃避行につき合う(予定どおり)死神の物語です。
この青年がバカで、愚か極まりなくて、切ないんだわ。
個人的には、できればこれを映像化して欲しかったかなあ。

それから、映画と同じく
最後にちょっとした仕掛けがあります。
映画の場合、3話でけっこうムチャにターンした
という印象があったのにくらべて
原作は、6話構成ということもあり
すごく自然に、スムーズに落ち着いたと思います。
Tc0501
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キラ事件を33分もたせる解

「帰ってこさせられた33分探偵」は、先週が最終回だったちゅーことで(涙)。
そういえば、最初から六郎くんがそげなこと自分で言ってましたわ。

そんで、気付いたのよ~!
「ジョニー・デップと堂本剛くんて、似てる」んじゃなくて
「ジョニー・デップが、堂本剛くんに似てる」ということ。

不思議なんですけど
剛くんを見ていて「ジョニデに似てる」とは感じないんですよ。
なんでだろう。何がちがうんだろう。

下らない悩みのついでに
先日あまりにも下らなくて中略した部分を、あらためて考えてみました。

Ty17l12

「33分探偵」が、キラ事件を33分もたせる解。

リカコ「(つぶやく)……その、解っつーのはひぐらしのマネだな」

 * * *

六郎 「……でなければ、真犯人はあなたです。夜神総一郎さん!」

     一同「ええっ!」と、派手に驚く。

月くん「と……父さん、本当なのか?」

松田 「だ、だが、夜神本部長はわれわれの上司だ。警察なんだぞ」

六郎 「ええ、そうです。だからこそ真犯人。
    なぜならばキラ事件は、警察が起こした事件だったからですー!」

一同 「!!!!」

六郎 「世界じゅうの警察組織が、結託し
    殺された犯罪者たちの、友だち、お母さんや奥さん
    行きつけの店のウエイトレスさんに、映画館のモギリの人
    刑務所の場合は看守さん、八百屋のおっさんにビデオ屋の店長
    アパートの管理人や、電車の車掌さん、近所のおまわりさんなど
    ターゲットの近くにいたあらゆる人物に扮装して
    犯罪者たちを殺すチャンスを
    なんやかんやと、うかがっていたのです!」

月くん「せ、世界じゅうの……警察組織が?」

六郎 「もちろん鑑識や監察医などの関係者も
    すべてグルなのですから、死因はなんやかんやとごまかせます」

     ※インサート映像。
      現場を調べながら「いやあ、めぼしいものは何も」
      と、喋っている鑑識の米沢守さん。

リカコ「(つぶやく)……それちがう、ちがうドラマの人」

六郎 「もちろん、何も知らずにいる警察の人もたくさんいるようですが」

松田 「し、信じられない。
    われわれの仲間で犠牲になった奴もいるんだぞ。
    模木刑事は……模木刑事は、確かに死んだ」

六郎 「(ビシッ)あれは、死んだフリです!」

一同 「!!!!」

六郎 「あのとき、死んだフリをした模木刑事は
    偽造パスポートを使って、成田より国外に逃亡し
    今ごろは、優雅に南の島ライフを、エンジョイしていることでしょう!」

     ※インサート映像。
      脇の下にゴムボールをはさんで死んだフリをする模木刑事。
      成田から飛行機に乗る、アロハ姿の模木刑事
      南の島のビーチで、太陽の下、デッキチェアに横たわり
      美味しそうにカクテルを飲んでいる模木刑事。

月くん「ひ、ひどい。それが真実なのか父さん!(涙する)」

総一郎「(焦ったようすで)……し、しかし、いったいなぜ
     わたしたち世界じゅうの警察組織が、揃いもそろって
     そんな事件を、起こさなければならないんだ?」

六郎 「それは……名探偵Lに対する……」

     上下左右から凝ったカメラワーク+激しい効果音で
     鞍馬六郎、何度も派手なキメ顔をくり出す。

六郎 「ドッキリ大作戦!!」

一同 「!!!!」

六郎 「夜神総一郎さん、あなたたち警察組織は全員で
    名探偵Lに対して、ドッキリを仕掛けようとしたのです。
    あなたが手にしているそのトランク
    開けると『ドッキリ』という文字が書いてありますよねー!」

リカコ「(つぶやく)……さっき開けた。何もなかった」

六郎 「悲しいことです。たったそれだけの悪戯のために
    かけがえのないたくさんの生命が失われてしまった。
    こんな世の中、まちがってる! (キメ顔)よね!」

      泣きながら、うんうんとうなずく一同。

六郎 「警察が、ぼくたちを守ってくれるはずの警察が……真犯人だなんて……」

リカコ「(つぶやく)……社会派ドラマ」

    (あまりの下らなさに、後略)

 * * *

ところで、Lはどうしてるかというと
どうやら椅子の陰に転がったままみたいだぞ(笑)。

つづきもあるでよ。

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失われた町

02

……朝のワイドショーを見てたら、速報が入ってきました。

とうとう……とうとう、アノ人(゜ロ゜;。
酔っぱらい伝説の最高峰に上り詰めたー!

えー、というわけですが(笑)、本題はこちらです。
伊坂幸太郎氏以外の人の本を、紹介するのは
ものすごく、ひさしぶりのような気が。
装丁も、すごく凝ってます。

 * * *

30年に一度、ひとつの町の住民が突然、跡形もなく「消滅」する世界。

正直、この設定を聞いて「くそぅ、やられた」と思いました。
「となり町戦争」の、作者のしわざです。

三崎亜記「失われた町」(2006 集英社)。

ずっと「町」をテーマにした物語を描きたいと思いつづけ
だからといって、何も具体的なプランのないまま来たのですが
ああ、ダメだ。
この人の作り出す「町」のアイデアの前では
ちょっと太刀打ちできない!

 * * *

30年に一度、ひとつの町の住民が突然、跡形もなく「消滅」する世界。

それらを思い出し、悲しむことは許されない。
そうすることは、自らもまた「町」に取り込まれ
消滅することになるからだ。

管理局は消滅した「町」に関するものを、次々と排除し
まるで、最初から
そんなものがなかったかのようにふるまうことを人々に要求する。

そのはざまで、大切な誰かを失った人、帰る場所を失った人
町の消滅により運命を狂わされた人々たちが
何を感じ、何を願っているのか。

そんな人々の姿を描く7作の連作短編が
時間をつなぎ、ひとつの大きな物語となっていく。

 * * *

文章というのは、個人的な好みが大きく出るものなので
いちがいにはいえないのですが
少々、饒舌すぎるきらいアリ……かな?
(「となり町戦争」のときには、感じなかったんだけどなあ)
たしかに美しい文章で、とても上手いとも思うのですが
たびたび、目の前を
すり抜けていってしまうような印象がありました。

もっとソリッドな文章にした方が、この世界観を効果的に
書きあらわせたのではないか、ということを素人ながらに思いました。
登場人物も、どこかしらステレオタイプで
「きれい過ぎ」という印象が、否めないかも。
わたしは登場人物たちに、もっと泥臭い感じで悩んで欲しかったかな。

でも、後半に登場する「のぞみ」は、すごくよかったです。
ポーンと突き抜けて、こちらへ来てくれたような感じがしたのは
彼女だけかもしれないです。

 * * *

ちょっと気付いたのですが
綿密に作られた世界観や、専門用語、独特の言葉づかいなど
押井守さんとか、庵野秀明さんとか
いま日本のアニメ界で、世界観を確立して
作品を作っている人たちのムードに、どこか似ていないだろうか。

高射砲塔や、居留地の南玉壁なども、ものすごく絵にしてみたいイメージ。
音楽も、ひとつの重要なキーアイテムとして使われているし
もし、これを映像化するとしたら
実写じゃなくて、絶対ぜったいアニメにして欲しいなあ。

そして、ふと気づくと「鼓笛隊の襲来」「廃墟建築士」と
そそりまくるタイトルの本が、並んでるじゃあないの!
うわあ、文句いってる場合じゃなかったよ(笑)。
やっぱ見逃せないですよ、三崎亜記氏。

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ジブリの絵職人

Ty17l08

ポーニョポーニョ……あ、偽のポニョ……

「ジブリの絵職人・男鹿和雄展」に行ってまいりました。
男鹿さんの、あまりの画力に圧倒されました。
興奮のあまり、ずっと友人と喋っていて
周りは、さぞかしうるさかったろうと
ハタ迷惑だったろうと(汗)。

同じ構図の作品が、2枚あったりします。
おそらく、各シーンのイメージを検討するために描かれた
「美術ボード」と呼ばれるラフスケッチと
それをもとに描いた、本番の背景イラスト。
ラフといっても、サイズが小さいだけで
本物さながらの、丹念な手の入れようです。

「となりのトトロ」の美術ボードに
宮崎駿監督の字か、男鹿氏の手によるものかはわかりませんが
鉛筆で、ダメ出しが書いてありました(笑)。
「光の方向がちがう」とか「地面をもっと暗く」とか。
だけど、仕上がった背景イラストは「なるほど」と思えるもの。

あと、どこに使われていた背景なのか
わからないものも、たくさんありました。
おそらく、映画になると、ほんの数秒のショットだったとか
物語に入り込んでいて、背景など全然見ていないあたりだとか
そういうことなのでしょうが
たとえそういうシーンでも、背景は必要なわけだから
それはもう、地味なうえ大変な仕事なんだろうな、と思います。

他人の頭の中にあるものを
具現化しなければ、ならないわけですよね。
いくらうまく描けたと思っても「ぼくのイメージはこうじゃない」
と言われれば、やり直さなきゃならないわけだし。

 * * *

先日、そんな会話を、また別の友人としていて
むかし「もののけ姫」のメイキング番組で見た
宮崎監督の話題になりました。

アニメーターさんが
アシタカが藪を突っ切って駆け下りるシーンを描いたわけです。
それに宮崎さんが、ダメ出しをしたわけです。

「アシタカのような前向きな青年は
 駆け下りる際に、うつむき加減になるわけがない
 ここでは顔をきっぱり上げて、前のめりになるぐらいに走るべきだ」
と、そんなふうなことを言ったわけです。
(これ、もし実写だったら役者さんは大変だよ。
 藪のなかを、顔に当たるのもかまわずガーッて突っ切るんですから)

けっきょくそこは、宮崎さん本人が描き直したんだっけな?
ちょっとそのあたりは、未確認なのですが
完成したシーンは、迫力のあるすばらしいものでした。
たしかに、アシタカのキャラクターを反映する描写でした。
当時は「なるほど~」と、ものすごく感心したんです。

で、今回そんなことを思い出して話していたら
素朴な疑問が、浮かんできた。

「果たして宮崎監督は、アシタカのそういう性格というものを
 しっかりアニメーターさんに伝えていたのか?」

紹介番組などで見る、宮崎さんは
いつも、とてもマイペースなかたのようですし……
脚本なんかも、かなり試行錯誤しながら作っているようですし……
あの状況において、アニメーターさんが、宮崎さんから
アシタカの基本的な性格についての説明を
ちゃんと聞けていたようには思えない。
というのが、数年たっての新たなわたしと友人の解釈(爆笑)。

だけどこういうことも、経験を積んでいけば
相手の「これを表現したい」というニュアンスは
カンで、わかるようになってくるのかもしれません。

 * * *

作者が、内面に持っているイメージの
どれぐらいの量を、作品に反映させることができるか。

もちろんそれは、本人の才能がいちばん大きいのでしょうが
それ以上に、まわりの人々との意思の疎通がどれだけできるか
ということにもつながってくると思います。
映画や、アニメなど
多くの人がかかわらなければ完成しない芸術なら、特にそうです。

宮崎駿氏の、天才的なイメージをあそこまで見事に具現化した
男鹿和雄さんの能力は
表面に見える、技術的なものだけじゃなくて
ココロの奥にあるような、見えない何かなのかな。
と、そう感じました。

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いのちあってのものだね

まちを歩いてて「あっ草なぎくんや!」と思って駆け寄ったら

Ty28post 郵便ポストでしたッ!

(;´д`)……

……えー、どうやら
ここ数日の騒ぎもおさまりましたかね。
それにしても、本当によかった。
生命に別状がなくて、本当によかった。

お酒を飲んだときの武勇伝については
TVでも、コンサート会場でも、いろいろ暴露されちゃってるし(笑)
速報が入ってきたときも「あ、とうとうやっちゃったの」
ぐらいなものだったので、さほど心配はしませんでした。

それよりも、普段そういう付き合いではないような友人が
次々と、わたしに連絡してきて「彼どうしたん?」「大丈夫なん?」と
聞いてきたのには、まいったまいった。

言ってないのに、わたしの性癖バレバレだったんだ。
そうだったんだって思ったら、もー恥ずかしいやら何やらでしたさ(笑)。

 * * *

だけど、第一報で「SMAPのクサナギ……」と入った瞬間
心臓が跳ね上がったのは、事実。

お酒での最悪の事態は、いくらでも想定できるわけです。
例をいえば、酔って車道で寝入ってしまうとか。
水に飛び込んでしまうとか。
寒い時期だと、屋外で眠るだけでも危ないし。
たとえ、無事におうちに帰れても
お風呂の湯船に、浸かったまま眠ってしまうとか
嘔吐して、それを喉に詰まらせるとか。
ガスコンロに火を点けたまま寝入るとか。

とにかくとにかく、そういうのじゃなかったことが救いだった。
そういう取り返しのつかない事態になる前に
草なぎさん自身が気付くことができて、本当によかった。

生きるって、その人ひとりだけの問題じゃないんだよね。
日々の暮らしも、いろんな部分でいろんな人がかかわってる。
今回、有名人ということで、大騒ぎになっただけで
基本的なことはみんな、どんな人だって同じです。

死んだら、何もできなくなるから。
生きていれば、いくらでもやり直せるから。
いのちがあって、本当によかった。

Tc0215
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キラ事件を33分もたせる麺

ここまでやったからには
なんだか、最後まで作りたくなってきました(笑)。

Ty17l12

「33分探偵」が、キラ事件を33分もたせる麺。

リカコ「(つぶやく)……その、麺っつーのは
    ひぐらしをまたパクろうとしたけど、あまりにも種類が多くて
    辟易したあげく、近くにあった漢字をテキトーにくっつけたんだな」

 * * *

六郎 「……でなければ、真犯人はあなたです。弥海砂さん!」

     一同「ええっ!」と、派手に驚く。

六郎 「ミサミサは、じつは魔女っ子だったのです」

一同 「魔女っ子ーーー!?」

六郎 「彼女は、殺された犯罪者たちの、友だち、お母さんや奥さん
    行きつけの店のウエイトレスさんに、映画館のモギリの人
    刑務所の場合は看守さん、八百屋のおっさんにビデオ屋の店長
    アパートの管理人や、電車の車掌さん、近所のおまわりさんなど
    ターゲットの近くにいたあらゆる人物に
    魔法のコンパクトを使って、シャランラと変身しては
    犯罪者たちを殺すチャンスを
    なんやかんやと、うかがっていたのです!」

リカコ「(つぶやく)……テクマクマヤコン」

     ※インサート映像。
     殺された犯罪者たちの、友だち、お母さんや奥さん
     行きつけの店のウエイトレスさんに、映画館のモギリの人
     刑務所の場合は看守さん、八百屋のおっさんにビデオ屋の店長
     アパートの管理人や、電車の車掌さん、近所のおまわりさんなど
     さまざまなコスプレ姿で、愛嬌をふりまく戸田恵梨香チャン。

松田 「ミ……ミサミサが、いったいどうしてそんなことを」

六郎 「(ビシッ)不思議な力で街じゅうに、夢と笑いを振りまくの!」

リカコ「(つぶやく)……マハリクマハリタ」

六郎 「夢と笑いの街をつくる。つまり、新世界の創造。
    そのために、犯罪者を撲滅するという目的のもとに
    彼女はキラと名乗り、次々に殺人を犯していったのです」

総一郎「だが、あれだけの人数を、彼女がひとりでやったというのか?
    世界じゅうだぞ。同時に何人も死ぬことだってあったんだぞ」

六郎 「それは(ビシッ)魔女っ子ですんで!」

松田 「なんてことを、……ミサミサ(泣きそう)」

六郎 「いや、もしくはまた別の、魔法のアイテムを使ったのかも」

総一郎「魔法のアイテムだと? いったい何だそれは」

六郎 「たとえばそれで、名前を書かれた相手が死ぬ、というような……」

総一郎「うむ」

六郎 「(ドラえもん風に)しィにィがァみィえェんぴィつゥ~!」

一同 「!!!!」

     ※インサート映像。
     ベッドに寝転び、ルンルンしながら名前を書いてる戸田恵梨香チャン。
     鉛筆がアップで映されると、側面に
     「しにがみえんぴつ」という文字が、楷書で入っている。

海砂 「…………(Lのほうを見る)」

     いつのまにかLが、もとの椅子に座って
     黒いノートを2冊、これ見よがしに両手に掲げている。

六郎 「(チラリと見て)……しィにィがァみィノォ~トォ~!」

     リカコ、小刻みに何度もうなずく。

海砂 「あははは、あーっはっは、みごとよ探偵さーん!」

     いきなりのミサミサの豹変に、一同おどろく。

海砂 「本当に、わたしがその死神のノートで殺したのー!」

リカコ「(つぶやく)……六郎くん、当てた?」

海砂 「犯罪者のいない新しい世界、それがわたしたちの理想。
    それを実現してくれる神、キラのために
    わたしは第2のキラとなって、彼に尽くしたのー!」

松田 「ええっ、ミサミサは第2のキラ、とすると?」

六郎 「本物のキラは(ビシッ)別にいる!」

     一同、思わず月くんのほうを見てしまう。

月くん「(注目され、ちょっと照れつつ)ぼくでーす」

     六郎、激しくまばたき。

六郎 「なるほろ……やはりそうだったんですね」

一同 「はッ?」

六郎 「恐るべき、殺人鬼キラの正体……それは」

     上下左右から凝ったカメラワーク+激しい効果音で
     鞍馬六郎、何度も派手なキメ顔をくり出す。

六郎 「夜神月くん、あなただ!」

リカコ「(つぶやく)……知ってた。みんな知ってた」

     ※場面転換。
     (キューティハニー風に)パッパッパヤッパパヤッパッ、ワ~オ♪

六郎 「……先ほどは、どうもすみませんでした。
    世界の名探偵Lを、極悪の連続殺人犯よばわりするなんて。
    やっぱりキラは、夜神月で間違ってなかった(遠い目)」

リカコ「(つぶやく)というわけで、最初のコレに戻りました」

L  「…………」

六郎 「つきましては、今回の探偵合戦の敗北者として」

リカコ「探偵合戦? いつッ?」

六郎 「探偵・鞍馬六郎の名前を、L、あなたに献上したいと思います。
    エラルド・コイル、ドヌーヴに加え、次から
    鞍馬六郎の名を名乗ってくれてもかまいませんので!」

L  「(キッパリ)いりません」

……おわり。

 * * *

ちょっとムリしすぎですね(笑)。

Tc0602
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下妻物語

05

草なぎくんの出ていないテレビが
こんなにも、つまんないものだったとはなあ……。

新型インフルエンザが心配なので、ニュースだけはチェックしてますが
それ以外には、ホントに何も見るものがありません。
んで、かわりに何してるかというと、動画サイトに行って
アルパカとかモルモットとかの、動物の映像を見てる(笑)。

たぶん、もにゃ~とか、はにゃ~とか、にょほ~とか
そういう和んだ気分になるものを、無意識に求めているんだなあ
と、なんとなく、そういう気がしました。

もにゃ~とか、はにゃ~とか、にょほ~とか
見ていて、そんな気分になる女優さんといえば
深田恭子さんだと思うのですが
そんな彼女がいちばん役にハマってるなあ、と感じるのはやっぱりコレかな?

「下妻物語」 (2004/中島哲也 監督)

 * * *

茨城県下妻市。晴れわたった田園風景のなか
フリフリのロリータ・ファッションで闊歩するのは
ロココ文化を愛し
お洋服を愛する孤高の少女、竜ヶ崎桃子(深田恭子)。

お洋服代を稼ごうと、ヤクザな父親の作った
バッタ物のベルサーチを売りに出すが
それを買いにあらわれたのは
地元のバリバリなヤンキー娘、白百合イチゴ(土屋アンナ)だった。

 * * *

とにかく深キョンがカワイイ。
ホントに着せ替えのお人形さんみたい。
それに、あのスットボケ感はもう、天賦の才能です。
(あんな感じでドロンジョさまなんだろうか)

しかしこの桃子ちゃん、じつはチョー性格悪いときた!
じつは知り合いに
深キョンと、けっこう雰囲気の似てる女性がいるんです。
パッと見「妖精」「白雪姫」ってムードなのですが
よくよく付き合うと、これが「妖怪」「毒リンゴ」なのだ(爆)。

あの、カワイイか悪いのかワカラナイ部分が、最高。
まさに、深キョン見てるだけで満足できる逸品でありますな。

土屋アンナちゃんも
ヤンキーの考えることや、そのファッションセンスやらは
イマイチよくわからんのだが
バカフルスロットルで、やっぱりカワイイ。

予告編を見たかぎりでは
ただのぶっとびコメディかという印象ですが
これがまたどうして、なかなかキュンとくる作品でした。

それまで「お洋服さえあれば友だちなんていらない」と
まったく他人を拒否するような少女だった桃子が
イチゴとのかかわりによって
徐々に変化していくところなど、素直に共感できます。
女の子同士の友情って、やっぱりいいよねえ!

超メルヘンタッチ(?)でありながら
現実的な部分も、きっちり描かれています。
バカな土屋アンナちゃんが、けっこう真実を突いたこと言うのよ(笑)。

笑って、ちょっと泣いて、また笑って
最後まで、とても楽しく見られる作品でしたの~。

Tc0213
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  下妻物語@映画生活

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