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2009年6月

コミスタ修行の進捗状況

Ty30ons

「リサイクル -死界-」を見たあと、ふと
「ああ、このままでは、大山くんとよっちゃんを
 捨てられたものの集まる世界へ、追いやってしまう!」
と、つよくそう思い(笑)
昨年暮れに、途中で放っぽり出していた
コミックスタジオの修行を、また始めました。

そもそも、何で途中で放っぽり出してたかというと
作業工程のあまりの煩雑さに
ちょっとイラッときてたわけです。
今回、そこを冷静に見直したところ
じつはムダな作業を、たくさんやっていたことに気付きました。
理屈がわかっていないと、どうしてもそうなるんですね。

そこで、データをきれいに整理整頓して
やらなくても良いような作業は
なるべくやらないように、作りなおしました。
上のカットは、そうやって見開きで描いた原稿のひとコマめ。
ふたり、どうやら仲良く温泉旅行らしいぞ(笑)。
※彼らについては、小説「見上げた空は」を参照。ただしBLです、ご注意!

 * * *

しかしながら、見開き原稿全体を公開するためには
まだ、いろいろクリアすべき問題が残っています。

原稿全体を公開するのには
ココログのこのサイトではなく
それ専用にあるコミスタのサイトを使うほうが
便利みたいなのですが
そうすると、ここにはサムネイルを作り
そこからリンクして行くのが便利かな、とか。
でもそうすると、画像を2枚作らなくちゃいけなくて
それは、ちょっと面倒になるな、とか。

これらの作業についても
なるべく煩雑になるのは避けたいので
ふたたび、いろいろ検討しなくてはならないようです。

その前に、わしも温泉行きてえ……。

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ながら見上映室・4

02

新しい「スタートレック」の予告編
ハイネックシャツと、若き日のMr.スポックが
かなりツボにきてます。
なんか……とても懐かしい感じで(笑)。

1950~60年代のSFって、けっこう好きなんです。
未来の話のはずなのに、いま読むと妙に懐かしいよね。
ハヤカワ文庫の水色の背表紙が、本屋さんでズラリ並んでると
なぜかはわからないけど
そこだけちょっと違った空気になってるぽくって
不思議な気持ちがしていました。

そんな、水色の背表紙の中に
あったという記憶はあるんだけど
残念ながら、これまで手にとったことはなかった
ロバート・A・ハインライン「宇宙の戦士」。

今回、紹介するのは
この「宇宙の戦士」を、もとにしたシリーズだそうです。
(ただしこの「3」はオリジナルストーリーらしい)
物語に登場する、パワースーツというロボット(?)が
「ガンダム」のモビルスーツの、原型みたいなもの
ということで、そういう意味では
ひとつの歴史を作った作品といえるのかしらん。

「スターシップ・トゥルーパーズ3」
(2008/アメリカ/エド・ニューマイヤー監督)

※あらすじ省略(笑)。
未来、地球人はどこかの虫星人と戦争し続けているそうな。

 * * *

以前、このシリーズ最初の作品
「スターシップ・トゥルーパーズ」(1997ポール・バーホーベン監督)
を鑑賞したときに
キャラには共感できないし、虫が悪者なんていかにも安易だし
戦闘シーンはやたら残酷でグロいしで
まったく、不愉快で不愉快でたまらんかった
ということを、記憶していたので
正直「どうなのかな」と思いながら見たのですが
これが今回、ことのほか良かった(笑)。

というか、そもそもこの映画に対してとるべき姿勢を
わたしがまちがえていたのだ、と気付きました。

登場人物に共感する必要、一切なし!

「こいつムカつく」「いったい何がしたいの」「顔が変」
などと、遠慮なくコキおろすもよし。

「ラン、ランララ、ランランラン」と
ナウシカの曲を口ずさむもよし。

味方が、次々と敵にやられていく悲惨なさまを
シニカルに眺めるもよし。

ええ、ええ、どんな楽しみかたをしたっていいの。
いずれにせよ、クライマックスでは
大爆笑まちがいなしです!

また、劇中に挿入されるプロパガンダCMが
これがまた皮肉たっぷりの大傑作。
この作品ってある意味、めちゃめちゃ反戦映画だよね。

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  スターシップ・トゥルーパーズ3@映画生活

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重力ピエロ

01

ひっさしぶりに映画館に行ったよ。
どしゃ降りのなか、行ったよ(笑)。

係員さんが選んだ指定席が
わたしの、いちばん好きな場所だったり
映画見ているときに
同列席の人の、クスっと笑うシーンが
ちょうどわたしと同じだったり
エンドロールが流れはじめても
席を立つ人がほとんどいなかったり、と
さまざまな小さな幸せを、感じられた映画鑑賞でした。

帰りに、乗るバスをまちがえたのは
ちょっと不幸だったが(笑)。

「重力ピエロ」(2009/森淳一 監督)

 * * *

遺伝子を研究する大学院生、泉水(加瀬亮)と
絵の上手い2つ年下の弟、春(岡田将生)は
どこにでもいるような、普通の兄弟。
(ただし、弟のほうがばつぐんに器量が良い)
母亡きあとも、父親の正志(小日向文世)とともに
3人で仲良く暮らしている。

あるとき、春は泉美に
街で連続して起きている放火事件と
その近くに必ず残される落書きに
関連性があることに気付いたと報告する。

春に影響され、事件に興味を持った泉水は
それらの落書きが、遺伝子配列を利用した
暗号であることを発見するのだった。

 * * *

伊坂幸太郎の小説を映画化。
お兄ちゃん、泉美って名前なのよね。
エヘ、なんかちょっとウレシー。
泉美も春も、英語にすると“spring”
彼らの、死んだ母親がつけてくれた名前です。
(“spring”には、はね上がるという意味もあるね)

一見、どこにでもあるような普通の家族が
じつは……というところを
誇張なく、淡々と描いているところが、じつに良かった。

彼ら一家が、これまで背負ってきた運命は
とても重いものだと思います。
けれど、それを感じさせないようにと
じゅうぶんに心を払い、それぞれが相手を思いやってきた
そういう、やさしさと強さが
彼らの言動の端々にあらわれています。

とくに、小日向さん演ずる
ひょうひょうとしたお父さんがいいです。
「重いことは軽く語る」、名言だよね。
「自分で決めろ」っていうのも、すごくいい。

彼の苦労が、並大抵じゃなかったろうということは
髪の毛の量を見て、わかることでしょう。
あんなにフサフサやったのに、いつのまにか……ああ(涙)。

あ、いや、冗談はさておき(笑)

ミステリ的要素は、けっこうあっさりしていて
それを目的で見た人には
ちょっともの足りないかもしれません。
(黒澤さんのシーンもすっぱりカットされたもよう)

対決シーンのあたりが、少し冗長な気がして
「クライマックスのはずなのに、これでええのん?」
と思っていましたが、じつは
本当のクライマックスは、そのあとです。
静かだけど、ズシリと手ごたえのある
それでいて軽やかなクライマックス。

お父さん。最強のお父さんですよ、あなた。

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  重力ピエロ@映画生活

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タロットカード殺人事件

05

昨日は、木村さんの「ゴローちゃ~ん」「ゴルゴちゃ~ん」ていう
カップヌードルのCMが見たくて「MR.BRAIN」に
チャンネルあわせてたのに、なかったよ、チッ(笑)。

先日、「重力ピエロ」の帰りに
乗るバスをまちがえたという話はしましたね。

慌てて降りた場所が、行きつけのレンタルビデオ店のすぐそば。
折りしもその日は、ポイント2倍デーでした。
「これは、今日は映画をもっと見なさいってことだな!」
と、思わず惹かれて入ってしまったけど
時間が遅かったため
お目当ての人気作品は、もちろん品切れ(泣)。

しかたないので、何か軽めの肩のこらない映画をと
ブラブラと探していて、この作品を見つけました。

「タロットカード殺人事件」(2006/アメリカ・イギリス/ウディ・アレン監督)

 * * *

夏休みを利用して、ロンドンの友人宅に滞在中の
アメリカ人学生サンドラ(スカーレット・ヨハンソン)。
マジック・ショーで
敏腕記者ストロンベル(イアン・マクシェーン)の霊に会う。
ストロンベルは、巷を震撼させる連続殺人事件の犯人が
青年貴族ピーター・ライモン(ヒュー・ジャックマン)だ
という特ダネを、サンドラに明かすのだった。

ジャーナリスト志望のサンドラは
世紀のスクープをものにしようと
マジシャンのスプレンディーニ(ウディ・アレン)と組んで
上流階級のピーターに近づく。

魅力的なピーターの姿に、たちまち恋に落ちるサンドラ。
果たして、スクープはうまくいくのか?
ピーターは、やはりシリアルキラーなのか?
そして、サンドラの恋の行方は?

 * * *

「タロットカード殺人事件」という
いかにもミステリっぽいタイトルですが
ミステリや、サスペンス的な要素はあまりなくて
どちらかというと、コメディとして
楽しく、気負わず見られる作品。

美人女優スカーレット・ヨハンソンが
これでもかというぐらいのダサい格好で
決めてくれてます(笑)。
メガネやし、歯は矯正金具つけてるし
普段のファッションも、かなり野暮ったい。
しかも、貞操観念が笑えるほどユルいんです。

このキャラクター造形をした時点で
ウディ・アレン監督の勝ちだと、マジに思いました(笑)。
彼女が、ここまでコメディエンヌだったとは、意外も意外。

サンドラとスプレンディーニの会話が
まるで漫才コンビみたいで、楽しくてたまらない。
上流階級のパーティのシーンなどは
例えば、東京のハイソサエティな方々の集まりに
関西人が紛れこんじゃった、みたいな(関西人に悪気はないです)
そういうノリなんだろうなあ、と笑いながら見ていました。

あと「ユーモアがあれば、世界はこれほど悲惨じゃない」
スプレンディーニが
舞台の上で、へろっと言っちゃうこのセリフが
「重力ピエロ」にも、通じているような気がして
ちょっと印象に残っています。

それから、ヒュー・ジャックマンは
あたりまえだけど、超カッコイイでーす!

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  タロットカード殺人事件@映画生活

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ブラックキス

03

どういうわけかシリアルキラーづいてます(笑)。
こんな作品も、見てみました。

「ブラックキス」(2004/手塚眞 監督)

 * * *

駆け出しのモデル、アスカ(橋本麗香)は
ひょんなことからカスミ(川村かおり)という
ミステリアスな女性と、同居することになる。

自分とまったくちがうタイプのカスミに戸惑うアスカ。
そんなある日、彼女らの住むアパートメントの
向かいにあるラブホテルで、残虐な殺人事件が起きる。
死体には、猟奇的な装飾がほどこされており
その近くには、黒いキスマークが残っていた。

事件を目撃したアスカと、カスミのまわりで
次々と、奇怪な事件が発生していく。
はたして、真犯人は誰なのか。

 * * *

アスカとカスミ、そして
ふたりにつきまとうカメラマンのタツオ(安藤政信)
事件を追う刑事ユウスケ(松岡俊介)
この4人の視点で物語は進んでいきます。

とにかく、殺されかたが尋常じゃなくグロテスク。
「こんなことする犯人は、いったい誰なん?」
と思いながら、中盤ぐらいまでけっこうドキドキして
身を乗り出して見てました。

アスカとカスミの友情ストーリーも
ありきたりといえば、ありきたりなんだけど(笑)
こういう女の友情ネタって好きなんですよ、わたし。
(最近では「下妻物語」とか、「キューティハニー」とか。「自虐の詩」もそうだね)

アスカ役の橋本麗香さんは、本職はモデルだそうですが
どこかアンバランスな美人で、アンティークの西洋人形みたい。
そんなに演技が上手いわけではありませんけど
不思議な魅力を持った女の子だな、と感じました。

しかしながら、ラストのあまりにも意外すぎた犯人
その瞬間「は?」となってしまったことは、否定できません(笑)。

あまりの意外さゆえに
怒るとかそういうことも思いつきませんでした。
「そうか、なるほど」と、思わずポンと膝まで打ってしまった。

その代わりといっては、何ですが
わたしが、いただけないと思ったのは
後半、アスカとカスミが仲たがいするエピソード。
せっかくふたりのお話が、いい感じで進んでいたのに
彼女たちの心理の描きかたが、いかにも雑で安易です。
「このへんで、ふたりをちょっと引き離しとかなきゃ」という
作り手の意図が見え見えです。
あと、タツオの心理も、いまいちわからないよね。

サスペンススリラーなんだから
そんな部分どうでもいいといわれりゃ、そうなんだろうけど
むしょうに文句を言いたいのよ、あのシーンについては。

映像に関しては、けっこう見どころアリです。
とくに、まゆ毛のないオダギリジョー
恐怖のぬいぐるみ館は、ぜひ見て欲しい一品。

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  ブラックキス@映画生活

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スマ州ファイブ

Ty31sma

観光案内のパンフで、長州五傑こと「長州ファイブ」の写真画像をゲット!
眺めているうちに、先日、のたまっておりました
SMAPの5人さんを使っての、妄想脳内キャスティングは
あながちはずれていなかったことに、気付きました。

ちなみに映画「長州ファイブ」の感想はこちら。

んで、とうとうガマンできなくなって、絵にしてみた。
ただし、髪型は現在のSMAPのままです。
だってだって~、髪型変えたら、描き分けできないも~ん(笑)。
中居さんの、鏡餅のっけたみたいなヘアスタイルは
何も見ないで描いたけど、たしかこんな感じよね……。

メンバーは、左より
志道聞多 … 木村拓哉(頭の切れる熱血漢)
遠藤謹助 … 草なぎ剛(病に伏せる。切なげ)
井上勝  … 稲垣吾郎(語学堪能。列車ではしゃぐ)
山尾庸三 … 香取慎吾(穏やかな感じの人物)
伊藤俊輔 … 中居正広(のちの総理大臣)

画像を下に敷いて、それをザクッとトレース。
それぞれの人物の顔を別レイヤーで描いて
首だけすげ換えるような感じで、組み合わせました。

木村さんは、やっぱフロントのいちばん目立つとこでしょ。
ゴローさんは、安定感のある低い位置に。
慎吾くんは立たせて、背の高さを強調させる。
中居さんは、ちょっと斜に構える感じで背を向けて。

そして、いちばんムチャな体勢をとらされているのがつよぽん(笑)。
なんとなく下っば感のある、謹助さんのポジションです。
これ、オリジナルはもっと不自然な感じで座ってて
そのまま写したら、かえってデッサン狂いに見えたので
びみょ~に修正をほどこしました。
でも、それでも、ちょっと何かおかしい(笑)。納得いかない。

あ~、夢中で描いてたら、首がめちゃ凝った(痛)。
これから「スタートレック」見に行くのに……。

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完璧なる殺人鬼

05

ここんとこ続けて、水曜は映画鑑賞の日。
ずっと、どーしよーかなーなんて、悩んでたんだけど
次の水曜日は「ウルトラミラクルラブストーリー」
他県まで、見にいくことに決めちゃいました!

そういえば、ゆうべの「食わず嫌い」
松ケンおもしろかったネ~。ソラマメ苦手なんだネ~。
あの、急激なテンションの下がりようがツボ。
本当に気持ちから入るヒトなんだなと、見ていて実感しましたよ。

で、今日なんだけど
今週見た「スター・トレック」の、感想にいく前に
先日からのシリアルキラーつながりで(笑)こっちをまず紹介しとこう。

なにしろスタトレはね、語ることが多いんでね。エヘッ。

「Mr.ブルックス・完璧なる殺人鬼」
(2007/アメリカ/ブルース・A・エヴァンス監督 )

 * * *

実業家のアール・ブルックス(ケビン・コスナー)。
仕事は大成功し、妻との関係も申し分ない。
誰もがうらやむような、すばらしい人生を送っている。
しかし彼には、誰にも言えない秘密があった。

それは彼が、殺人依存症のシリアルキラーだということ。
長い期間、理性により衝動を抑えてきたブルックスだが
とうとうその誘惑に耐えきれず
ある夜、新しい殺人に手を染める。

その犯行は、いつものように完璧に見えたが
彼は、思いもよらぬ失敗を犯していた。

 * * *

このブルックスという人物、超アタマいいらしい。
上の学校には、行っていないのだが
その切れる頭脳で、社会的に成功したとなっています。
(残念なことに、娘にはそれが遺伝していないらしい)

いっぽう、殺人鬼としても、その切れる頭脳で
完全犯罪を、幾度となく成しとげてきたようです。
しかし、彼自身は自分の「殺人依存症」を克服したくて
集団カウンセリングにまで、通っているのです。
もちろん「殺人」ということは伏せて。

ブルックスの殺人鬼の人格を演じているのは
ウィリアム・ハート。
これがまた、粘着質の気持ち悪いやつです。
ブルックスの耳もとで、殺人をそそのかし続けるのが
たまらなくいいです(笑)。

ブルックスにつきまとってくる男(デイン・クック)
こいつの愚鈍さが、これまたいいんだわ(笑)。
「あーもー、かんべんしてくれよー」と、思わせる感じが。

いっぽう、おうちでもいろいろ問題が起きるので
ブルックスは大変なわけです。大忙しです。
ごく普通の、幸せな父親でありたいと願うブルックス。
果たしてその願いは、いつ叶ってくれるのでしょう……。

なんてことは、思わない(笑)。

あとね、殺人は病気だからしょうがないと思うけど
たたみに土足で乗るのは、イケナイことですよ、ケビン。

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  Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼@映画生活

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スター・トレック(1)

02

梅雨に入ったというのに、晴れの日が続きます。
なのに、水曜日だけ雨、というのはいったい何でなん?
また行ってきたよ、どしゃ降りなのに。

「スター・トレック」(2009/アメリカ/J・J・エイブラムス監督)

 * * *

およそ200年後の未来。
地球人は、自らの生きる場所を宇宙にまでひろげていた。

破天荒な青年、ジェームズ・T・カーク(クリス・パイン)。
幼いころに死んだ父親が、その生命と引き換えに
多くの人々を救った、英雄であることを知り
宇宙艦隊アカデミーへ入隊したはいいが
士官候補生となっても、ハチャメチャなトラブルメイカー。

いっぽう、バルカン星人と地球人の混血児スポック(ザカリー・クイント)。
自分のアイデンティティに悩みながらも成長し
やはり、宇宙艦隊アカデミーへ入隊。

ある日、宇宙空間で緊急事態が発生する。
乗船許可を得られないカークは
友人マッコイ(カール・アーバン)の協力により
宇宙船USSエンタープライズ号に、もぐり込むのだった。

 * * *

なつかしい作品です。
「宇宙大作戦」というタイトルで
TVでやっていたのは、いつのことだっけか。

自分の年がいくつだったのか、どういう状況で見ていたのか
そのへんは、まるで記憶にはないのですが
いまでも鮮明に憶えているエピソードが、2つあるのです。

1つは、カーク船長が過去の地球にタイムトラベルする話。
船長が、女の人を好きになってしまうのですが
じつはその女性が、そのまま生きていたら
いずれ、地球が滅びてしまうという歴史なんです。

で、泣く泣くカーク船長は
女の人を見殺しにしなきゃならないという
とても……とても悲しい、お話。

2つめは、カーク船長とMr.スポックが
敵の異星人につかまって、牢屋に入れられるのね。
しょうがないから、その場にあるもので
何かを作って(あっ転送装置かな)逃げようと試みるんです。

見どころは、スポックさん。
「あと、○cm○mmのナントカがあれば、完成します。
 だいたいの目分量ですが、これくらい……」
と、ミリ単位まで、手をその幅にひろげて計ってみせるの。

(゜ロ゜;バルカン星人、スゲエ!

そう思った幼ない日。

 * * *

というわけで今回の映画も、見どころはスポックさん。
この物語の真の主人公は、彼です!

登場シーンからラストに至るまで
はっきりいって、スポックしか見ていませんでした
カークはね……カークは
「典型的なアメリカのヒーロー像」の踏襲を
運命づけられたキャラクターであることですし
まあ、どーでもいいつーか……興味、わかない(笑)。

とにかく、ザカリー・クイントが超ハマってる!
(本来の彼は、まゆ毛がめちゃ濃いのに)
スポックが登場したとたん
たぶん「デスノート」の、原作ファンの人が
Lの登場を見て「うわっは、L!」と思ったと
同じぐらいの勢いで「うわっは、スポック!」て思いましたよ。
顔がニヤけた形のまま、なかなかもとに戻りません。

立ち姿がなんてスラリとして、美しいのでしょう。
憂えた瞳。ああ、まつ毛もバッサバサ。
うなじが白くて。
そして、声がこれまた甘くて……。
若き日のスポックがこんなに、こんなにステキだったなんて……ああ。

どーやら理性を失いかけているので(汗)
本編の感想は次回にします。今日はこのへんで、つづく。

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  スター・トレック@映画生活

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スター・トレック(2)

02

……先日は、乱れたところをお見せしてしまい
どうもすみません。今日は、ちゃんと感想を。

「スター・トレック」(2009/アメリカ/J・J・エイブラムス監督)

SF映画・ドラマ史上
もっとも美しいフォルムを持つ、宇宙船エンタープライズ号。
これが大画面で登場ですから、もう感激もひとしおです。

あ、ちなみにいちばんカッコイイ形は「ヤマト」だと思う。

 * * *

見どころは、ザカリー・クイントが
超ハマっている演技を見せてくれたスポック。
この物語の真の主人公は
まさにスポックだ! というお話でしたね。

カークは、先日も申したとおり
「典型的なアメリカのヒーロー像」の踏襲を
運命づけられたキャラクターです(それも、ひと昔まえのさ)。
いってみれば、味つけに深みが出しようがない。

なので「破天荒」という設定はよかったと思います。
知的なスポックとの対比が、うまくできてたし。
ここで彼に、ヘタに苦悩なんかさせてたら
どんどん話が収集つかなくなるからね。
(もしオリジナル・カークのウィリアム・シャトナーが
 登場するとなったら、また話も変わったのだろうが)
いっそのこと今回のように、狂言回しに徹していたほうが良いです。

若き日のカーク、わらしべ長者のような勢いで
「出世」はしますが、べつに「成長」はしません(笑)。
(でもたしかに、表情は次第に良くなってはいくね)
むしろ、彼との出会いをきっかけに
徐々に変化していく、スポックの姿が興味ぶかい。

高い知性を有するバルカン星人。
論理的で、自制心がとても強いのが特徴。
つねに、そういうバルカン星人であろうと努力している
地球人とのハイブリッド、スポック。

ハチャメチャだけど、感情を豊かに表現するカークとの
たび重なる対立により、こころを揺さぶられます。

憎いね~、じつに憎い。
じつはカークに「やつをブチ切れさせちゃえ」って
そそのかしてるのが
誰あろうアノ人ってとこが、そりゃ~憎いね!

で、ついにブチ切れちゃうスポック!
あたしゃもー
呼吸困難になるじゃないかというぐらい興奮したよ!

こ・う・ふ・ん・したよ!

 * * *

忘れてた(汗)。
大規模な宇宙戦闘シーンも、もちろん興奮します。

あの敵、ロミュランさ、ちょっとうがった見かたをすれば
核をどーのこーのってやってる、近所の某国かなって……。
いまんとこは甘くやってあげてるげど
本気を出せば、いつでも容赦なくひねり潰せるんですよという
いかにもアメリカ帝国主義的な本音も、かいま見えますな。

 * * *

いや~、べつにトレッキーでもないのに
まさか「スター・トレック」を
こんなに熱く語る日がこようとは。……しかも萌え話だし。

戦闘が終わったのち
カークとスポックのふたり並んだ後ろ姿を見ながら
(スポックのほうが、背はちょっと高いけど身体は細い)
「なるほど、カークでスポック
なんて、つい思っちゃって

どうもすみません。
どうもすみません。

す・み・ま・せ・ん!

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4コマ描いてみました

あ、げんみつにいうと、8コマです(笑)。

Ty32ll01

「これだと、画像も小さくてすむから
 わざわざコミスタのサイトを使わないでいいな」と、そう思って。
「背景も、フリーハンドでいいな」と、そう思って。

Ty32ll02

あ、「ウルトラミラクルラブストーリー」見ました見ました。
おもしろかったです。おもしろかったです。

松ケン最高! 松ケン最高!

感想は、また近いうちに書きますね。

き、き、今日は、なんかやたらと忙しいので、し、し、失礼(汗)。

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ゲット・スマート

01

すんません。ウルミラの感想にいく前に、まずちょっとこちらをご紹介。

先日の「スタートレック」からの
懐かしTVドラマシリーズつながりですが
オリジナルは、見たことないんだ。

「ゲット・スマート」(2007/アメリカ/ピーター・シーガル 監督)

 * * *

極秘諜報機関「コントロール」で、情報分析官を務める
マックス・スマート(スティーヴ・カレル)。
彼の夢は、エージェントとなって活躍することだが
優れた分析能力がアダとなり、なかなかエージェントになれない。

しかし、ある日「コントロール」本部が、犯罪組織「カオス」に襲われ
すべてのエージェントの身元が知られてしまう!

顔を知られていないスマートは、エージェントに昇格。
整形した女性エージェント99(アン・ハサウェイ)と組んで
「カオス」の陰謀をあばく指令を受ける。

 * * *

友だちの家にて、宴会がてら見ました。
そんな感じで何も考えずにワイワイっていうのには
この作品、ちょうどいいかも!

1960年代に「007」のパロディとして人気を博した
TVシリーズ「それ行けスマート」の映画化だそうです。

じつは、本家の「007」シリーズは、ちょっと苦手でして。
ヘタレなんで、スパイ物の緊張に耐えられない(笑)のもあるし
自分が、シリーズ物を敬遠するタチなのもあるし。

特に「007」は
舞台はどことか、秘密兵器とか、あとボンドガールとか
ちょっと「寅さん」的な(笑)話題がマンネリのイメージが強くて。
それに、あそこまで格好いいスーパーヒーローだと
見てるほうが、なんだか気恥ずかしいよね。いつも女にモテモテで。
(ただし、最新作の3本にはちょっと注目してます。
 悲しげな目のダニエル・クレイグが演じるジェームス・ボンド。んふ)
 
「ゲット・スマート」は、そんな、スパイ物が苦手なわたしでも
ゲラゲラ笑って楽しめるお話でした。
飛行機から飛び降りながらの格闘シーンとか
敵のアジトに忍びこんで、張りめぐらされたレーザーを潜り抜けたりとか
いかにもスパイ映画にありそうな定番シーンはてんこ盛り!
でも、トボけてるんだ~。

ただし「大統領」のシーンは、かなりブラックでしたな(爆)。

クライマックスに至っては
まじに迫力いっぱいのアクションシーンでびっくり。

あと、人気TVドラマ「HEROES」のマシ・オカも出てて
わたしは、このシリーズ見てなかったので、マシ・オカ初体験(笑)。
変な秘密兵器を提供してくれる役です。
そうそう、スパイ映画なんだから、やっぱ秘密兵器がなくっちゃ!
(スポックやってたザカリー・クイントが、殺人鬼役(嬉)だそうなので
 ホントは「HEROES」も、見たほうがいいんよね……)

……えっ、この映画、80億円かかってるんですか?
そんだけの金かけたんなら、面白くなくちゃあ困るよ!

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  ゲット スマート@映画生活

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ウルトラミラクルラブ・前

日帰り旅行の水曜日。
「ウルトラミラクルラブストーリー」鑑賞のあとで
なつかしい友人たちと、食事をして
そのあとひとりで、しばらくまち歩きをしました。
折りしも街は、来月からはじまる祭りの準備の真っ最中です。

Ty33gion

なんとなく浮き足立った、その雰囲気が
わたしを、とてもミラクルな気分にさせてくれました!
というわけで、今日は

「ウルトラミラクルラブストーリー」(2009/横浜聡子 監督)

 * * *

青森の小さな田舎町。
農業をしながら、ひとりで暮らす水木陽人(松山ケンイチ)。
こころは子どものように純粋だが
落ち着きがなく、周囲に手を焼かせてばかりだ。

そんなある日、近所の保育園に
新しい保育士の町子先生(麻生久美子)がやってきた。
彼女は、事故で死んだ元カレのことを忘れられず
占い師に相談するために、東京から引っ越してきたのだ。

陽人は、町子先生にひと目惚れ。
「結婚しよー!」と、猛アタックを仕掛けるが
もちろん、まったく相手にされない。

そんな陽人が、ある日経験したとんでもない現象。
一気にそれにハマってしまった陽人は
やがて……。

 * * *

いやー、もう、とにかく、この陽人がスゴイ!
あらためて、松山ケンイチさんの
表現力の高さを、見せつけられましたなあ。

なんというか、この陽人。
しつけのなってない大型犬みたいなんです。
いつもこんな調子じゃ、周りの人たちはさぞかし大変だろう
と、苦笑しながらも
だからといって、けっして「特別」なのではなく
ふつうに愛されてる感じが、とても良かった。
子どもたちが「よーじん」「よーじん」って
なつきまくってんの、もう最高に幸せだよね。

全編津軽弁ということで
少々、わかりにくい部分もあります。
とくに子どもたちは、ほとんど何言ってるかわかんない。
何か、ハアハア言いながら喋ってんだけど
まったくわかんないのよ(笑)。

でもね、そのわかんないとこがいいのよ。
わかんないのが、こんなにおもしろいことだとは
これまでかなり長く生きてきたけど、まったく気付かなんだ。
とにかく、子どもたちが何か喋るたび、笑っていました。

「ホテル・ハイビスカス」って映画が、やっぱり全編沖縄弁でね
あれも、子どもたちのネイティブな喋りが最高だったんだけど
なんとなく、それにつながる何かが……主人公の落ち着きのなさとか?

あ、そうそう。
負けないくらいに、ストーリーもわかりません。
「ラブ」ってついてるからって「世界の中心でなんたら」みたいな
ごく普通のラブストーリーだと思って
見に行ったら、そりゃもう愕然とすること必至。

これを左脳で見ると、ダメ出し満載なんですけど
右脳で見ると、最高におもしろい映画だと思います。
しかも、そのダメ出し部分についても
「あーでもべつに、そこまで考えなくっていいか~」なんて
許しちゃう気分になれるちゅーか、なんちゅーか。

陽人みたく「あははは」って、笑って
そのへん駆け回ってていいかなっちゅーか。

……あ、それでもひとつだけ文句を(笑)。
陽人と町子先生の関係が、ある事件をきっかけに
唐突に近くなるのですけど
あそこでちょっと、先生の心理がわからなくなります。
まあ、そういう人なんだろうな、と
ずいぶん面倒見のいい人なんだな、と思うこともできるんですが
あそこで、もうワンクッション、説明なり
エピソードなりが、あったら
そこまで戸惑わずにすんだのになあ。

 * * *

そして、他にもいろいろ考えているうち
ひょっとしたら、もンのすごく深いんじゃないかこの話
という気になってきました。

語るとまた長くなりそうなので、つづく。

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  ウルトラミラクルラブストーリー@映画生活

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ウルトラミラクルラブ・後

Ty33gion この写真、気に入っちゃった(笑)。

えーと、いろいろ考えているうちに
ひょっとして、もンのすごく深いんじゃないかこの話
という気になってきた、ということでしたね。

今回、それをみっちり語るつもりなんですが
完全にネタばれなので、見てないかたはご注意!

「ウルトラミラクルラブストーリー」(2009/横浜聡子 監督)

ラストシーン(いきなりラストかよ!)
町子先生と子どもたちと“陽人”が
山のなかで、遊んでいるシーンで
宮澤賢治の詩の断片がいくつか、唐突に頭に浮かびました。

「すべてわたくしと明滅し
     みんなが同時に感ずるもの」

「空からも風からも
     透明な力が、その子どもに、うつれ」
 
いや、ただ単に東北弁だったからなのかもしれないけど
(しかも、げんみつにいうと、賢治は岩手弁なんだけど)
世界観もね、似てるような気がしたんです。
「死」を内包する「生」みたいな。

最初、あのラストは
町子先生は、山へ“陽人”を戻しに行った。
そこへ現れた恐ろしい敵から
“陽人”が、町子先生たちを守った、と、単純に思ったんです。

でも、それだと、何か違和感があります。
賢治の世界観だとすると
あのクマは、単純に敵とは見なせない。
そもそも山というのは、霊界との境目です。
クマは何かの遣い、化身と見るべきなのでは?

だって、人間があれだけ騒いでたら
ふつうのクマなら逃げるでしょう。
なのに、あのクマは寄ってきたんです。
まるでみんなの遊びに、導かれるように。

物語の中盤で、町子先生は「恐怖が生き物を進化させる」
という持論を展開させていました。
そういう町子先生は、元カレのトラウマから
なかなか抜け出せない、過去にとらわれたままの人。
いわば、進化できずにいる人。

 * * *

ここで、今度は
「八郎」(斎藤隆介 著/滝平二郎 絵) という
創作童話を、思い出しました。(ちなみにこれは秋田弁だべ)

大男の八郎は、いつも「大きくなりたい」「大きくなりたい」
と、一途に願っているんです。
なぜ自分がそう思うのか、自分でもわかりません。
それでも彼は「大きくなりたい」「大きくなりたい」
と願っているんです。

ある日、八郎は
大波に田畑を流され、泣く村の人々を目にします。
そして、荒れくるう海原を前にし、彼は
自分の存在が、いったい何のためだったのか
はじめて理解します。

「わかったあ! おらが、なしていままで
       でっかく、でっかくなりたかったか」

そうして八郎は
自分の生命と引きかえに、村を大波から守るのです。

 * * *

陽人はなぜ、あれだけ一途に
町子先生のことを思ったのでしょう。
彼は、いったい何のために存在していたのか。

ひょっとしたら
彼女が、自分の力ではどうしても踏み出せなかった一歩を
前に踏み出させるために、彼女を進化させるために
彼は、存在していたのかもしれない。

その答えに、行き着いたとき
わたしは心をうごかされました。
陽人の愛は、常人には理解できないほど
とてつもなくデッカイ愛なんだったんだなって。

まさしく、ウルトラミラクルなラブだったんだなって。

……あ、いや、これって全部ただのこじつけで
わたしの思い込みなだけかもしれないんですけどネ。
いろいろ引き合いに出した、他の作品についても
単にわたしがそう感じたのと
例を挙げたほうがわかりやすいかなと、思っただけで
まったく見当ちがい、ということもあるかも(笑)。

それにしても
本当に、松山ケンイチくんの演技は見ごたえがあります。
それだけでも、オススメです。

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オー・ブラザー!

01

本題の前に。

朝、ニュース速報にて
マイケル・ジャクソンが亡くなったことを知りました。
50歳だって。
ずいぶん若いころから活躍していたこともあり
もっと年配だったようなイメージが……。
(まあ、ご本人のルックスは年齢不詳でしたが)

それにしても50歳で急死は、悲しいよね。
とくに後年は、ゴシップばかりが
クローズアップされて、とても気の毒だった。
(かくいうわたしもあの顔が怖くて、まともに見れなかったが…汗)
あんなに優れたポップミュージシャンは、そうそういないのにね。

ネズミと少年の悲しい友情を
描いた映画「ベン」の主題歌「ベンのテーマ」を
聞いただけで、わたしはいまだに泣けます……。

There's something you should know
(これだけは知っておいて)
You've got a place to go
(君には帰る場所があるから)

マイケルにも、孤独を癒してくれる友だちと
帰る場所が、ちゃんとあると信じています。

 * * *

えー、というわけですが
ほかの映画のレビューやるつもりだったけど、変更。
残念ながら「ベン」ではないです。

ブラックミュージックつながりということで
少々こじつけです。スミマセン。

「オー・ブラザー!」(2000/アメリカ/ジョエル・コーエン監督)

 * * *

不況の真っただ中にある、1930年代のアメリカ南部。
ミシシッピの片田舎で、エヴェレット(ジョージ・クルーニー)
ピート(ジョン・タトゥーロ)、デルマー(ティム・ブレイク・ネルソン)
という3人の脱獄囚が、かつて隠しておいたという
120万ドルの現金を求めて旅に出る。

道中で出会う、けったいな人々や珍妙な事件。
トロッコを漕ぐ盲目の老人に、不思議な預言をされたり
魂を悪魔に売ったギタリストと一緒に
「ずぶ濡れボーイズ」という歌のグループを結成したり
選挙をめぐる陰謀などに、巻き込まれたりなどなど
枚挙にいとまがない。

果たして、彼らはぶじお金のもとにたどりつけるのか?

 * * *

コーエン兄弟の映画って、やっぱりちょっと変だなあ
と(笑)、つくづく思わせる一作。

じつはわたくしこの作品、以前にも観ておりました。
それがまた、ちょうど同時期に観た
「スリー・キングス」(たぶんジョージ・クルーニーつながりだ)と
もうひとつ、犯罪者が逃避行するロードムービー(タイトル失念)と
この「オー・ブラザー!」という3つのお話が
自分のなかで、すっかりゴッチャになっていたのに気付かず
「いまはこんなに能天気だけど、いずれシリアスな展開になるのよ……」
などと、じつに切ない気持ちでおりましたところ

いやー、ラストまですんげえノーテンキで(゜ロ゜;

それはともかく、グラミー賞の最優秀アルバム賞を
受賞したという音楽には、注目です。
カントリー・ブルース・ゴスペルなどのアメリカンルーツの音楽が
ここぞとばかり堪能できます。
(CMでわりと最近よく流れてた“Down to the River to Pray”とか)
あの「魂を悪魔に売ったちゅうギタリスト」というのも
ブルースの神様、ロバート・ジョンソンを彷彿とさせ
思わずニヤリとしますし。
(ちなみに、ロバート・ジョンソンは享年27歳。魂を売ったから)
「ずぶ濡れボーイズ」は、これまた最高だし!(笑)

コメディですが、そうゲラゲラ笑うというような作品ではなく
古代ギリシアの詩人ホメロスによる叙事詩「オデュッセイア」を
モチーフにしたということで
全体的に、おとぎ話っぽい不思議なムードが漂っています。
(ただしカエルになったとこでは爆笑)

変なお話と音楽が好きな人には、ちょーオススメ!

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  オー・ブラザー!@映画生活

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ちょっとちょっと脳博士

Ty29notor

はじまってからずっと何か、何か引っかかっていたのよ
「MR.BRAIN(ミスターブレイン)」。
昨日の放送で、やっと、それが何だったのか
わかったような気がしたので
今日は、そのお話ね。(はっきり言って苦言です…笑)。

そーよ、木村さんの「ゴローちゃーん」「ゴルゴちゃーん」
ちゅうCMも、全然やってくれなくなったしさ……ブツブツ。

 * * *

えーと、今回のあらすじを簡単に申しますと
仲間由紀恵演じる、秋吉かなこは
15年前に誘拐、ずっと監禁されていた。

監禁場所を抜け出したかなこは
かつての担任教師、誘拐犯人などを
つぎつぎと殺していく。

殺害現場には、まるで何人もの人間がいたように
矛盾した奇妙な痕跡が残されていた。

そのことから、木村拓哉演じる脳科学者・九十九龍介は
「犯人・秋吉かなこは多重人格ではないか」という
見当をつけていく。

同窓会会場にあらわれたかなこは
銃を乱射し、同級生ひとりを殺害。
警察に確保されるが、その表情は
「自分がいったい、何をしたのかわからない」
というような、怯えたものだった。

 * * *

要するに、このお話のオチは
(以下ネタばれです、ご注意!)
かなこの多重人格はウソで
ぜんぶ演技だった、というものです。
そのために九十九氏は、彼女に
脳のメカニズムを使ったトリックを仕掛けたのでした。

毎回、脳についての小ネタはおもしろいし
いかにも脳科学者が事件解決してるっぽくて(笑)良いのですが
昨日は、さすがに「(゜ロ゜;は?」と、なってしまった。

だって、かなこがどうして「多重人格を装う」という
しちめんどくさいことをしたのか、まるでわからないんですよ!
お願いだツクモ。そこに、そこに疑問を持ってくれ。

15年の長期間、監禁されていたという人間です。
TVという情報があったにせよ
日常生活をするだけでも、大変な支障があるはずです。
(携帯電話なんて、まず使えないですよ)

それだけでも、ひと苦労のはずなのに
なのに、なんで、そんなに複雑なことをするのん?

罰をまぬがれるためというなら
心神耗弱や心神喪失を装うだけで、いいんじゃないのかな。
そもそも、彼女は
15年も監禁された、被害者だったんだから
それを考慮してもらえる余地は、じゅうぶんにあるはず。

それに、警察や医者の前だけではなく
普段でも、多重人格っぽい行動をしてましたよね。
あれも演技か? だとしたら誰に向けてやっていたのか?
TVの前の、わたしたちか?

たとえば、彼女が
「多重人格だという妄想に、とりつかれている」
ということなら、お話はわからないでもないのですが
けっしてそういう流れでもなかったしなあ。
なーんか……納得いかないです。

 * * *

この際だからもうひとつ!

第2話にて、GACKT演じる殺人犯・竹神が、死を恐れないのはなぜか?
という疑問で(以下ネタばれ注意!)
「自分の意思をついで人殺しをやってくれる人ができたから」

って、ンなわけないだろー(゜ロ゜;!

死への恐怖ってさ、もっと本能的なもんじゃないの?
理屈で説明できないような領域にあんじゃないの?
それが、脳で反応しないから「なぜ」ってことじゃなかったの?
本当にそんな屁理屈で、人は恐怖を感じなくなるわけ?

シロートでもこれだけの疑問が湧いて湧いてしかたがないのに
お願いだツクモ。それで、それで納得しないでくれ。

殺人犯・竹神って、ホントにイカレてたと思うんだけど(笑)
「こういうイカレかただったから、死の恐怖を感じなかった」
ということなら、お話はわからないでもないのですが
……なあ。

 * * *

かのように、売り文句であるはずの
「脳科学」の部分とミステリの謎ときの部分で
齟齬があるというか、ツメが甘いというか
納得できないところが多いのが、引っかかりの原因だと思いました。

「脳科学」って、まだまだ未知の分野だと思うし
そんな、何でも科学的に解明してしまったら
おもしろくないとは思うのですが
豪華すぎてかえって散漫になったキャスティングとともに
この設定が、かなり空回りした感は否めませんのう……脳。

あ、でも、コケるヒロくんと
スキップする木村さんは可愛かったでーす。

Tc0605
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