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オー・ブラザー!

01

本題の前に。

朝、ニュース速報にて
マイケル・ジャクソンが亡くなったことを知りました。
50歳だって。
ずいぶん若いころから活躍していたこともあり
もっと年配だったようなイメージが……。
(まあ、ご本人のルックスは年齢不詳でしたが)

それにしても50歳で急死は、悲しいよね。
とくに後年は、ゴシップばかりが
クローズアップされて、とても気の毒だった。
(かくいうわたしもあの顔が怖くて、まともに見れなかったが…汗)
あんなに優れたポップミュージシャンは、そうそういないのにね。

ネズミと少年の悲しい友情を
描いた映画「ベン」の主題歌「ベンのテーマ」を
聞いただけで、わたしはいまだに泣けます……。

There's something you should know
(これだけは知っておいて)
You've got a place to go
(君には帰る場所があるから)

マイケルにも、孤独を癒してくれる友だちと
帰る場所が、ちゃんとあると信じています。

 * * *

えー、というわけですが
ほかの映画のレビューやるつもりだったけど、変更。
残念ながら「ベン」ではないです。

ブラックミュージックつながりということで
少々こじつけです。スミマセン。

「オー・ブラザー!」(2000/アメリカ/ジョエル・コーエン監督)

 * * *

不況の真っただ中にある、1930年代のアメリカ南部。
ミシシッピの片田舎で、エヴェレット(ジョージ・クルーニー)
ピート(ジョン・タトゥーロ)、デルマー(ティム・ブレイク・ネルソン)
という3人の脱獄囚が、かつて隠しておいたという
120万ドルの現金を求めて旅に出る。

道中で出会う、けったいな人々や珍妙な事件。
トロッコを漕ぐ盲目の老人に、不思議な預言をされたり
魂を悪魔に売ったギタリストと一緒に
「ずぶ濡れボーイズ」という歌のグループを結成したり
選挙をめぐる陰謀などに、巻き込まれたりなどなど
枚挙にいとまがない。

果たして、彼らはぶじお金のもとにたどりつけるのか?

 * * *

コーエン兄弟の映画って、やっぱりちょっと変だなあ
と(笑)、つくづく思わせる一作。

じつはわたくしこの作品、以前にも観ておりました。
それがまた、ちょうど同時期に観た
「スリー・キングス」(たぶんジョージ・クルーニーつながりだ)と
もうひとつ、犯罪者が逃避行するロードムービー(タイトル失念)と
この「オー・ブラザー!」という3つのお話が
自分のなかで、すっかりゴッチャになっていたのに気付かず
「いまはこんなに能天気だけど、いずれシリアスな展開になるのよ……」
などと、じつに切ない気持ちでおりましたところ

いやー、ラストまですんげえノーテンキで(゜ロ゜;

それはともかく、グラミー賞の最優秀アルバム賞を
受賞したという音楽には、注目です。
カントリー・ブルース・ゴスペルなどのアメリカンルーツの音楽が
ここぞとばかり堪能できます。
(CMでわりと最近よく流れてた“Down to the River to Pray”とか)
あの「魂を悪魔に売ったちゅうギタリスト」というのも
ブルースの神様、ロバート・ジョンソンを彷彿とさせ
思わずニヤリとしますし。
(ちなみに、ロバート・ジョンソンは享年27歳。魂を売ったから)
「ずぶ濡れボーイズ」は、これまた最高だし!(笑)

コメディですが、そうゲラゲラ笑うというような作品ではなく
古代ギリシアの詩人ホメロスによる叙事詩「オデュッセイア」を
モチーフにしたということで
全体的に、おとぎ話っぽい不思議なムードが漂っています。
(ただしカエルになったとこでは爆笑)

変なお話と音楽が好きな人には、ちょーオススメ!

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