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Threads

Ty41jigoku ←うちの近所の工事は終わりました!

なんたるぐうぜん!
「カプリコン1」の興奮も、さめやらぬ先週、オバマ米大統領が
2030年代半ばまでに、宇宙飛行士を火星へ送り込むって
いうプランを、発表しちゃったよ(笑)。

あ、いや、それはそれで、楽しいことだけども
まずその前に、世界中の核をなんとかすることを
ちゃんとやろうよって、
キャンプに行く前に、自分のおうちを片付けようよって
正直、思ってしまいました。

どえらいもんを、見てしまったからです。

「Threads」(1984/イギリス/ミック・ジャクソン監督)

 * * *

放題は「SF核戦争後の未来・スレッズ」というらしいんだが
残念なことに、国内販売はされていないみたい。

「渚にて」は、北半球は核で絶滅という設定のお話でしたが
その絶滅が、いったいどういうプロセスをたどったか
みたいな物語を、この映画は、詳細にリアルに描いています。

イギリスBBC制作の、TV映画ということです。
核戦争のTV映画といえば、わたし
前に、アメリカ制作の「ザ・デイ・アフター」の感想を書いてましたね。
↓以下引用。

壮絶な、サバイバル生活が始まるというわけですが
被害の実相を知る、日本人の目から見ると
いささか(ていうか相当)描写もストーリーも、甘い気がします。

でも、リアルに描くだけが表現ではないし
お茶の間の皆さんが、TVでご覧になるのに
あまりにもショッキングだと、マズイだろうとも思うので
このへん、ゴチャゴチャは言わんどこ。

↑ということでしたが
この「Threads」は、ああ、なんというかなんというか
もう、それどころじゃなかった!

お茶の間で見るのに、そんなとこまで描いていいの?
なんて、思ってしまうみたいなスゴイ作品でした。

 * * *

ひとかけらの希望もない、核の現実です。
一瞬で、家と家族を失う人々。
救いの手は、どこからも来ません。
みんな、同じようにやられてしまったから。
急ごしらえで作られた対策本部(市長さんが責任者)は
気の毒なぐらい、な~んの役にも立ちません。

放射性の灰は、空高く巻き上げられ
地上にいる、すべてのものの上に降り注ぎます。
太陽の光はさえぎられ、作物は枯れて
人々は、飢えと寒さにさいなまれるようになります。

こうなればもう、生き残るだけでせいいっぱい。
時代が、まるで逆戻りするかのように
文化を失い、教育を失い、言葉を失っていくのです。
「2001年宇宙の旅」のモノリスが
逆の向きに働いてる感じ、とでもいいましょうか。

ラストは、はっきり申して絶望のズンドコ。

 * * *

見終わったあとに
お風呂に入って、ご飯を食べました。
温かいお湯も、粗末なおかずも、あるだけで
なんだか、とってもありがたいものに見えてしまった。

家族とお茶の間で見るのは、正解かもしれません。
少なくとも「いまの、この暮らしを大切にしたい」と
切実に思うことは、まちがいないから。

今日は、おうち、片付けよう……。

Tc0212
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