« テルマエ・ロマエ | トップページ | 告白 »

アナザー Another

Ty120127

重圧のかかっていた予定が
ぶじひとつ終了して、いま、ちょっとひと息です。
こんなときって、むしょうにホラーかミステリーが見たいんだよね(笑)。
というわけで、本日は……

「アナザー Another」(2012/日本/古澤健 監督)

 * * *

1998年、春。
夜見山北中学に転校してきた3年生の榊原恒一(山崎賢人)は
病院で出会った不思議な少女メイ(橋本愛)
がクラスにいることに気付く。

しかし、クラスメートも担任も
彼女がまるで、存在していないかのような態度をとるのだった。
謎は深まるばかりのそんな折
クラスメイトのひとりが、凄惨な死を遂げた……。

 * * *

綾辻行人の原作版「Another」についてのレビューを
お読みいただけると、わかりますが
あの例のトリックを、どう映像で表現するのかと
それはもう、楽しみにしていたわけです。
じつはこの「Another」
マンガにも、アニメにもなってるらしいのですが……。

マンガだと、色と音(声)の情報については回避できるから
あの例のトリックも、けっこう可能かなって思ったんです。
アニメは、そのへんむずかしかろうけど
所詮は描かれた絵だし、やろうと思えばやれないことはないよね。

で、実写化。正直「あの例のトリックはムリでしょ!」って思った。
でも、それをやるっていうんだから、
きっとすごいことやるんだろうなあって
ワクワクしてました。

そのワクワクは、開始後10分で打ち砕かれましたさ。

 * * *

子どものとき、すごい好きだった江戸川乱歩の小説があってね。
後半、クライマックスで、お屋敷の地下に作られた広大な迷路に
入っていくんですよ。
作った本人だった金持ちも、出られず死んだってくらいの
それはそれは大きくて複雑な迷路で、いちばん奥には財宝が隠されていて
とにかく、その物語の見どころなんですよ。

それが、ワイド劇場だかサスペンス劇場だか
とにかく2時間ドラマになるというので
子どものわたしは、ものすごくワクワクして
そのドラマを見たわけですよ。ものすごくワクワクして。

さてクライマックス、大きな時計が鳴り出し
いよいよここから迷路の入り口が開くぞーっていうところで
名探偵某が「あっ、こんなところに財宝がある!」って……。

扉が開いたほんのすぐそこに、金持ちの死体と財宝が置いてあったんです。
迷路のシーン、まるまるカットってわけです。とほほほ。

 * * *

で、今回、それと同じくらいの失望感を味わったのさ(笑)。

そもそも、この「Another」って
冷静に考えたらなんてことないような話を
綾辻行人氏の、天賦のハッタリ力で
あそこまでおもしろくしてるんですから。
そこんとこをさ、もうちょっとわかって欲しかったよ。

Tc0603
人気ブログランキング

  Another アナザー@ぴあ映画生活

|

« テルマエ・ロマエ | トップページ | 告白 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。