映画・テレビ

アラビアのロレンス(2)

Ty130803

すみませんすみません(汗)。更新を怠けたうえ
名作映画を相手に、不謹慎にも腐女子フルスロットルです!
(おまけに現実の中東あたりって、いま大変なことになってるし……)

衝撃の
「ロレンスはトルコでレイプされちゃったんだよねー」発言。

もちろん映画では、そんなことに触れてないし
何やかんやと別の理由をピーター・オトゥールが喋ります。
しかし、ここにすごく強引な不自然さを感じたのは
わたしは子どもゴコロに間違ってなかったんだな……と。
今回、午前十時の映画祭「アラビアのロレンス」に赴いたのは
そのへんを確かめたかったこともあったのでした……。

 * * *

本当にそういうことであったのなら
彼の、あのふさぎ込みようは、すべて納得がいくのです。
女性ならともかく(女性ならOKってわけじゃないよ。
人の尊厳を奪う卑劣で最低な行為です、レイプは!)
どうやったってロレンスは
「植民地時代における大英帝国の将校」ですから。
ましてや、貴族の血だって引いてる。
他の人ほどあからさまでなくても、無意識にでも
差別意識やエリート意識があったはずです。

ちなみに、ちょっと話がそれるのですけど
子ども時代に愛読していた「ドリトル先生」。
書かれたのは20世紀初頭で、ロレンスとほぼ同時代。
人間も動物も虫もみんな同等の仲間という内容で
子ども時代は大好きだったのですが
大人になって、あらためて読んでみると
以外にも、作者の差別や偏見が、かいまみえます。
いくら良心的で、進歩的な考えを持った人でも
きっとこの時代はまだ、普通にこうだったんでしょう。

 * * *

そういう自尊心を
(あろうことか有色人種に!)ズタズタにされた。
同時に、自分にそういう他の人種に対する
偏見があったことに、今さらながら自分も気付いた。

異国で見つけた自分の居場所と、受け入れてくれた仲間たち。
英雄となって、ブイブイ大活躍して
「彼らのために戦うオレって超カッコイイー!」
という「中二病」的な(笑)甘い部分も打ち砕かれた。
友人アリ(オマル・シャリーフ)が、気遣ってくれるのも
ありがたいけど、本当はつらかったんよ。

ロレンスは、身体を傷つけられるとともに
心にも、相当ふかい痛手を負ったと思うのです。
「早く帰りたい」
「アラブ(こんな忌まわしい場所)にはもういたくない」
というのは、まぎれもなく彼の本音でしょう。

そんな折、祖国イギリスがフランスとともに
アラブに対して、トルコに代わる
新しい支配者となろうと、目論んでいることを知るわけです。

本当は、アラビアが大大大好きなロレンス。
好きでなけりゃ、誰があの過酷な砂漠のど真ん中で
慣習も宗教も価値観もちがう人たちと
何日間もいっしょに過ごせるわけなかろう!

自分トコの国にやられるくらいなら
せめてアラブの人たちに独立を……と思って
悲愴な覚悟で「ダマスカス侵攻」を行うも
(道中の惨劇でのロレンスは、あきらかにPTSDの発作)
そんな彼の切実な気持ちは、アラブの人たちには届かなかった。

でも、ひょっとしたらそれは全部
彼のひとりよがりだったのかもしれない。
アラブの人たちにとっては「よけいなお世話」だったのかも。
とくに、100年経ってまた混乱中の、現在の状態を見るとね……はぁ。

 * * *

T・E・ロレンスという人物が
けっして「英雄」などではなく
歴史の流れと、大国の都合に翻弄された
ひとりのちっぽけな人間だったというところに
わたしは感銘を受けました。

でも、ひとりで異文化の場所に行って
すっかり馴染んじゃうんだもの。
きっと、相当な大物だったんだと思います。
お調子者で、マイペースで(笑)
付き合ったら、おもしろいヤツだったにちがいないよ!
他の軍人たちが見るからに暑苦しいブーツ履いてて
どんなことがあっても、ぜったい脱ごうとしないのに
ひとり珍妙な丈のズボン姿です。
オアシスで裸足になってくつろいでるとこ
なんか良いです。とっても彼らしいし、チャーミング。

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アラビアのロレンス(1)

Ty130803
中東風にティータイム。

このくそ暑いなか、くそ暑い場所の映画を見てきました。
午前十時の映画祭で、見てきました。

「アラビアのロレンス」(1962/イギリス/デヴィッド・リーン監督)

 * * *

第一次世界大戦下の1916年。
カイロに赴任している
英国陸軍将校ロレンス(ピーター・オトゥール)。
トルコ(オスマン帝国)に反乱をいどむ
アラブ民族の現状を確かめにアラビアへ向かう。

アラブのリーダー、ファイサル王子(アレック・ギネス)と
面会したロレンスは独立闘争への協力を約束する。

ロレンスがたてた戦術は
トルコが占拠する港湾都市アカバを
砂漠を渡り内陸から攻撃するというものだった。

 * * *

誰もが知ってる名作中の名作で、映像がすばらしいとか
役者さんたちがすばらしいとか、すでにもう
みんなが言いまくってることなので……

この際だから、何十年も
わたしの心にわだかまっていた思いを
ぶちまけちゃっていいだろうか!

いいよね!?

この映画を見たのは、子どものころで
2回に分けてTV放映があったのを見たのです。
とにかく「すごかったなあ」という印象が強いのですが
(まあ、その頃は戦争とかよくわかってないので
 金髪の兄ちゃんが砂漠で大活躍、カッコイーみたいな)
ひとつ、どうしても腑に落ちない部分があった。
トルコにつかまったあとのロレンスの落ち込みようが
尋常じゃないのが意味不明で
その後の彼の心の不安定さについても
いまいちよくわからなかった。

ずいぶんあとになって
実在のT・E・ロレンスについて書かれた本を読みました。
そこに書かれていた文章で
「ロレンスはトルコでレイプを受けて云々……」
と、あったのです。
これは、本がいま手もとにないので
確認しようがないんですけど……
しかし、この一文を読んで、わたしは
あの映画で引っかかっていた部分が
「あっなるほど」と、ぜんぶ納得できたんです。

でもね、でも……かなりデリケートな話ですよね?
(実際ロレンスさんは、この話は一切してないらしい)
こんな話をうれしそうに(うれしそうにかよ!)するのも
いくらわたしが腐女子だといっても
かなり気後れします……なにしろ相手は名作映画ですもの。

 * * *

そんなわけで、この事実
ずーっと心に秘めたままで、黙ってたんですけど
つい先日、フランス人の中年男性が
「ロレンスはトルコでレイプされちゃったんだよねー」
って、いとも簡単に喋ってくれた(爆)。

えっ何? ヨーロッパでは常識?
ま、まさか、わが国において、
「戦国武将の時代には男色が一般的(ウフ)」
というのと同じくらい、じ、常識?
まさかヨーロッパだけでなく、全世界において、常識?

ということで、カミングアウトと相成ったわけです。

もちろん映画では、そんなことに触れてないし
何やかんやと別の理由を、ピーター・オトゥールが喋ります。
しかし、ここにすごく強引な不自然さを感じたのは
わたしは子どもゴコロに間違ってなかったんだな……と。
今回、午前十時の映画祭「アラビアのロレンス」に赴いたのは
そのへんを確かめたかったこともあったのでした。

で、ですね。
そういう話を頭に入れて見てますとですね。

……やられとりますわ(泣)。

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 アラビアのロレンス@ぴあ映画生活

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眠れる女と狂卓の騎士

Ty130212

ま・い・に・ち・あ・つ・い!

TSUTAYAの割引券が当たって、欲深いわたしは
このときとばかり、たくさん借りようとしたんだが
(今月内に1回こっきり使えるという決まり)
お目当ての「ナチュラルボーンキラーズ」を見つけ
わくわくスキップして、カウンターに持ってったら
ブルーレイ用だった……。
あつさのあまり、注意力さんまんです(汗)。
代わりに、同じオリバー・ストーン監督の
「JFK」借りたんだけど、なんか……選挙に行く前に
見てよかったわ。いろいろ思うところあったわ。

というわけで、クライマックスが
「JFK」と同じ「法廷劇」の

「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」
(2009/スウェーデン・デンマーク・ドイツ/ダニエル・アルフレッドソン監督)

 * * *

宿敵と対決して、深手を負った
リスベット(ノオミ・ラパス)は、病院に収容された。
いっぽう、事件を通じて自分たちが発覚する危険を
感じた秘密組織は、関係者の抹殺を企てる。

一見、関係ないようないくつかの事件がつながり
次第に、リスベットの過去が明かされていく。

 * * *

完全に、前作より「つづく」の状態からはじまります。
いってみれば「逆襲篇」でしょうか。
といっても、前半はリスベットは
おとなしく(でもないけど)入院中。スッピンかわゆす。
「ピザ食う」と、駄々こねて
それが叶ったときの表情、めちゃかわゆす。

で、とにかくお話は
リスベットと、ミカエルの妹の弁護士さんが
(それにしてもこの女弁護士さんが、急に妊婦になったのは驚いた。
そういうセリフとか、前にあったっけ?
書類を奪われていくシーンで、急にお腹が大きくなってたので
てっきり、「その書類はニセモノ、本当の書類はここよ!」
とニッコリ笑って、お腹から出すものと思ってしまった)

……でまあ、とにかくお話は
リスベットと、ミカエルの妹の弁護士さんが
力をあわせて
悪いヤツらをギャフンといわせたるぜ~!
ってな、ザクッというと、そういうお話です。
(細かい部分あまりわかってないから突っ込まないで)
勧善懲悪って、ほんときもちいーわー。

とくにね、権力をカサにきて
女の子をいじめるような最低男には
同情の余地なんて、まったくありませんから。

ざーまーあーみーろー!

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 ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士@ぴあ映画生活

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火と戯れる女

Ty120614

第一作目で、すっかりノオミ・ラパス演じるリスベットの
ファンになってしまいましたので、もー、わくわくしながら見た1本。

「ミレニアム2 火と戯れる女」
(2009/スウェーデン・デンマーク・ドイツ/ダニエル・アルフレッドソン監督)

 * * *

ヴァンゲル家で起きた事件を解決して、1年後。
「ミレニアム」では、少女売春組織の実態に迫ろうと
準備を進めていた、ある日
担当ジャーナリストが殺されてしまう。
そして、銃にはリスベットの指紋が残されていた。

ミカエル(ミカエル・ニクヴィスト)は
リスベットの無実を信じ
「ミレニアム」の仲間たちとともに、真実に迫っていく。

 * * *

第一作目の1年後という設定で、髪が伸びて
少しは女の子らしく……なってません!(笑)

そして、あろうことか
リスベット本人が事件の中心となる展開。
ナゾだった彼女の過去も、解き明かされていきますが
ちょっとここで、個人的には不満でした。
ミステリアスなところが、好きだったもんでね。

ああ、どう表現したら良いかしら
例えば「ドラゴンボール」でね
悟空が超サイヤ人だということがわかったときに
「すっげーー!」と思ういっぽうで
「あれ……ちょっと、期待してた展開と違う……?」
みたいな(笑)。なんかそういう感じといったら
わかってもらえるかしら……。

あとそれと、白人の中年男性がたくさん出てきて
誰が誰なんだか、まるで区別がつきません。
前作でも「それ誰?(ポカーン)」の失態を犯したが
これは自分だけのせいではない、と、気付いた。
白人の年配の男というのを、ふだんあまり見慣れてないので
(しかも欧州なので、知らない俳優さんばかり)
脳みそが、顔をちゃんと識別できるようになってないんだわ。

というわけで、あまりよくわからないまま見続けて
いちおう怒涛の展開や、どんでん返しらしきものもあって
(なかなかリスベットとミカエルが再会しないんだこれが!)
盛り上がったところで

……信じられない。

「つづく」だなんて(涙)。

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  ミレニアム2 火と戯れる女@ぴあ映画生活

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ドラゴン・タトゥーの女

Ty130702

先日、「デスノート」の話題も出たことですし
せっかくだから、わたしの好きな
天才が出てくるお話なんか、紹介しましょうかね(笑)。
配信されてるの、見つけちゃいました。
ずっとこれ見たかったんだ、うれしい~!

「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」
(2009/スウェーデン・デンマーク・ドイツ/ニールス・アルデン・オプレヴ監督)

 * * *

社会派雑誌「ミレニアム」のジャーナリスト
ミカエル(ミカエル・ニクヴィスト)は
大物実業家のスキャンダルを暴いたおかげで
名誉棄損で、有罪判決を受けてしまう。

そんな矢先
大企業の重鎮ヘンリック・ヴァンゲルから依頼されたのは
40年前に起きた、少女失踪事件の真相解明だった。

ヴァンゲル一族の住む孤島で、調査を始めたミカエルのもとに
リスベット(ノオミ・ラパス)という若い女性のハッカーが
貴重な情報を持って訪れる。

 * * *

とにかく、リスベットを演じるノオミ・ラパスがカッコいいです!
不良みたいなルックスも、一見、粗暴に見える性格も、すンごくいい!
(ペチャパイだけど筋肉質でスタイルばつぐんのボディ!)
ミカエルに会うまでの前半、バイオレンスなシーンが続いて
かなりやるせない気分になるんですけどね……。
中盤から、ガンガン突き進んでくれますんで、ご心配なく。

リスベットに会う前の、ミカエル側を描いてる前半は
これがまた、淡々と事件の状況を説明していて、いささか退屈です。
しかし、ここで油断して、ボサーッと見ていたら
後半の「犯人はあいつだったのか!」というシーンで
わたしのように「それ誰?(ポカーン)」ということになるので(汗)注意!

つきとめられた真相は、リスベット自身の境遇にも通じる悲しさ。
でも、完全に悲劇というわけじゃないのが、救いといえば救いかな。

そして、ラストシーンのノオミ・ラパスが
これまたホレボレするくらいカッコいいです。
ハリウッドリメイク版のミカエル役は
なんと、ダニエル・クレイグ(渋)とか。こっちも見てみたいなあ。

Tc0501
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 ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女@ぴあ映画生活

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アイアンマン3(2)

Ty130128

ひさしぶりに映画館に行ったら
「スタートレック」だの、ジブリの新作だの
アレだのコレだのソレだの(憶えてないやん!)
予告篇が、それはもう大変なことになっていて
この欲望に身をまかせていたなら
今年の夏は、映画代で破産しそうなイキオイ。
時間も限られてますから、けっきょくは選ぶことになるんでしょうが
「スタートレック」は、必ず行きますから!

じゃあ、さっそく
「アイアンマン3」
(2013/アメリカ/シェーン・ブラック監督)
の感想、つづき!

 * * *

わたしが、このお話で本当に気にしてるのは
ペッパー・ポッツとの恋の行方ですんで!
(ぶっちゃけ、あの素足にクツ野郎なんざどーでもいいんでさ)

こんな映画で、ラブコメ要素に萌え萌えしてどうすんだ
と思われるでしょうが
だってだってさ、そこがいちばん面白いんだもん!

そこがいちばん面白いんだもん!(大事なので2回)

しかし、前回でバッチリ相思相愛になっちゃってますから
それをどうやって発展させるのか、じつは心配でした。

いままでも、ずっとそんな感じではあったけど
「トニーの唯一の弱点がペッパー・ポッツ」
というのは、わかりきってたことだけど
あれで完全に「カカア天下」決定じゃないすか!(大笑)

……クライマックスでそんなこと思って、スミマセン。

 * * *

でも、ぶじにいろんなことがパーンと解決して
本当にこれでキレイに「アイアンマン」終わりかな。
(「アベンジャーズ」あるけどね、ははっ!)
それぞれのキャラもおなじみになってたので
それは、ちょっと寂しいですね。

え、あ、ちょっと待て?
シェーン・ブラック監督の次回作「デスノート」……て。

いやーん、せっかくだからトニー、キラと戦えよーっ!
……あ、ダメダメッ(汗)
大人にも子どもにも
みんなに名前と顔を知られちゃってるわ……!

ワタリ、誰がやるんだろう。

Tc0601
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アイアンマン3(1)

Ty120927

ふふふふ、見てきた、見てきましたよう!
あいかわらずトニー・スタークは
大金持ち、ワガママ、そして超天才!

「アイアンマン3」(2013/アメリカ/シェーン・ブラック監督)

 * * *

「アベンジャーズ」の戦いから1年。
世界滅亡の危機をかろうじて回避したものの
その立役者、億万長者にして天才発明家である
トニー・スターク(ロバート・ダウニーJr.)は
戦いの後遺症である心身症に悩まされていた。

そんなある日、スターク社を
科学者キリアン(ガイ・ピアース)が訪れ
研究開発を共同で行おうと
社長のペッパー・ポッツ(グウィネス・パルトロー)に提案する。
じつはキリアンはむかし、話をする約束をしていながら
トニーにすっぽかされたという恨みがあった。

いっぽう、トニーの友人ローズ大佐(ドン・チードル)は
「マンダリン」という、謎のテロリストを追っていた。

 * * *

あいかわらずトニー・スタークは
向かうところ敵ナシの状態ですので
戦う相手は「自分」しかないって「2」のときに書いたんですが
今回も、やっぱりそうでした(笑)。
「スーパーヒーローがPTSDだなんてミットモナイ」と
おっしゃる方もあられましょうが
死にかけたんですからね……いちおうね。

ペッパーに会社をまかせて隠居というのも
裏目に出たのかも。あれ完全に引きこもってるもん。
そんなトニーさんですから、やはり
ストレスから解放され、スッキリしたいと悩むわけです。

一般に、ストレス発散の方法として
軽い雑用、適度な運動、旅行、断捨離などがありますが
さすがトニーさん、ぜんぶやってのけました!

しかも、かなり豪快に! 大胆に!

ちなみに、今回の監督さんは、ジョン・ファヴローから
わたしのお気に入り映画「キスキス、バンバン L.A.的殺人事件」
のシェーン・ブラックに交代してます。
(ファヴローさんは役者として出演、あいかわらずいい味)
そういや「キスキス、バンバン」も
お話はヘヴィだけど、雰囲気はユルかったよなあ(笑)。

いろんなとこツッコミ入れながら見るの、楽しかったです。
「その色はキャプテン○メ○カか!」とか
「タブレットそんなふうに持って会話すんのか!」とか
「そんなふうにパーキングしてんのか!」とか
「素足にクツって石田純一か!」とか
「また呑むのか!」とか
「ポロシャツで戦うのか!」とか、もろもろ。

 * * *

しかしながら、このお話で本当に気になるのは
ペッパー・ポッツとの恋の行方……。

つづく。

Tc0219
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アイアンマン3@ぴあ映画生活

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ハウスメイド

Ty130608

今回は、大人向け(?)の映画をご紹介。
なぜかてっきり「ホラーサスペンス」だと思って見ちゃったんですけど
じつは「官能サスペンス」でした……(笑)。

「ハウスメイド」(2011/韓国/イム・サンス監督)

 * * *

上流階級のお屋敷で
メイドとして働くことになったウニ(チョン・ドヨン)。
子供好きで無欲な彼女は、6歳の娘ナミにも懐かれ
妊娠中の妻ヘラ(ソウ)にも気に入られる。

しかしある日
一家の主人であるフン(イ・ジョンジェ)が
ウニのもとに忍んできて、2人は密かに関係を持ってしまう。

それに気付いたのは、ベテラン先輩メイドの
ビョンシク(ユン・ヨジュン)だった。

 * * *

いやはやこれは、むかしの大映ドラマか
はたまた「家政婦は見た!」韓国バージョンかの
大仰な展開が、じつにおもしろかった一作。
(ひとときブームになっていた「韓国ドラマ」って
 こーゆーノリだったのかも……と思うと
 なんだか、惜しいもん見逃した気がいたしますな)
とくに、あの亭主の
仕事なにやってんのかてんでわかんないけど、超金持ちで
ワインに超詳しくて、ピアノ超上手くて、超絶倫!
という設定は(ぷぷぷ)感動的ですらある。

調べるとどうやら、この映画
韓国映画の傑作といわれている「下女」(1960年)の
リメイクなんだとか。
時代錯誤感はそのせいだったのか。
1960年ごろの女性の扱いは、あんなものなんでしょうね……。
(「下女」って……「女中」でさえ、もう使わないのに)

お話は、そんなこんなでまあ、アレですが
映像の美しさと、演出のエロチズムは、ハンパないです。
思いつくかぎりの助平なシチュエーション。
それも、例えば男性向けポルノマガジンごときの
わかりやすい助平ではなく、びみょ~なツボをついてくる助平。
(あのパッと見、地味~な制服の、助平なことよ!)

ああ、いやもう、ごらんになればわかりますから
かなりマニアックな映像と演出だって(笑)。

そして、お話は思いもかけない方向に転がり
いかにも韓国映画……という展開で、結末に向かいます。
このへんはかなりつらいです。チョン・ドヨン、体を張ってます。
(くれぐれも、妊娠中の女性は、この映画を見ないでください)

いずれにせよ、わたしとしては
あのあっけらかんとしたシュールなラストは
けっこう気に入ってるんですけど。映像キレイだし。
「おやおや、反省ナシですか!」みたいな(汗)。
で、あの嬢ちゃんだけがなにか感じているのかしら、みたいな。

Tc0125
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  ハウスメイド@ぴあ映画生活

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エスター

Ty121215 せめて写真はスイーツ。

梅雨に入ったからね
ホラーでも見て、気分をスッキリさせなきゃね!
気持ち悪いサイコパスもの(笑)、つづきます。

「エスター」(2009/アメリカ/ジャウム・コレット=セラ監督)

 * * *

3人目の子を流産したケイト(ヴェラ・ファーミガ)と
ジョン(ピーター・サースガード)の夫婦。
その苦しみを癒すため、孤児院から
エスター(イザベル・ファーマン)という少女を
養子として引きとることになった。

いささか変わってはいるが、エスターは聡明で
すぐに手話を覚え、耳の不自由な
妹のマックス(アリアーナ・エンジニア)も彼女になつく。

しかしエスターはやがて、恐ろしい本性を見せはじめるのだった。

 * * *

じつは、自分の不注意で、他の人の書いたネタばれ感想を
見てしまい(あっと思ったときは、遅かったわ)
「オチ」のほうを、先に知ってしまったのです。
これは、本当にくやしかった。
これだけは、映画のなかで知りたかった。

もし、映画のなかで、このオチを知ったら
わたしは、きっと大興奮して、興奮しまくって
オチをここに書いてしまうという、非道なことをしたかもしれません!
みんな、くれぐれも「検索して感想を読む」なんてことしないでね(笑)。

というわけで、ネタばれを必死に避けて感想……。

まず、冒頭の流産シーンが、かなり怖い。
つかみはバッチリ!という感じで、ちょー怖い。
(くれぐれも、妊娠中の女性は、この映画を見ないでください)

それにしても、赤ん坊を失った悲しみを癒すため養子を、というくらいだから
てっきり初めての子かと思ったら、もう2人もいるんじゃん!
このへんの感覚は、日本人にはなじみがないので、わかりません。

また、けっこう早い段階で、主人公がエスターの異常に気付くのだけど
ほかの人が、まったく気付かずに
主人公だけが悪者にされていく過程が、気持ち悪かったですね。
「仄暗い水の底から」という邦画ホラーで
同じように、主人公である母親が誤解され、孤立していくのが
とても怖かったことを、なんとなく思い出しました。
あと、子どものころに「オーメン2」を見て以来
トラウマになってる「凍った池」も、存在するだけで恐怖でした。

ラストが完全に力技になるのが、不満ちゃあ不満ですが
エスター役のお嬢さんのがんばりがスゴイので、ノープロブレム。

Tc0117
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  エスター@ぴあ映画生活

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悪の教典

Ty120706 せめて写真はスイーツ。

「大統領がヴァンパイアハンター」というのは
意外な話で、思いついたヤツはさすがだが
「熱血教師がサイコキラー」というのも
思いついたヤツはさすがだ。

「悪の教典」(2012/日本/三池崇史 監督)

 * * *

とある高校。2年4組担任の
ハスミンこと、蓮実聖司(伊藤英明)は、この学校の人気教師。
生徒たちだけでなく、ほかの教師やPTAも一目を置く
模範的な良い先生だが、それは見かけだけ。

じつは蓮実は、他人への共感や良心を
まったく持たない「サイコパス」だ。

いじめ、モンスターペアレンツ、セクハラなど
問題だらけの学校で、自らの目的のため
蓮実は、躊躇なく殺人をやっていく。
そして、とうとうある日
ちょっとしたミスを犯した蓮実は
それを隠匿するため、クラス全員を殺することを決める。

 * * *

一見、じつにさわやかでたくましい伊藤英明が
それこそ海保で人でもたくさん助けてそうな伊藤英明が
サイコキラー、というだけでも見る価値アリでしょう。
(おまけにヌードシーンもたっぷりあるでよ!)

終盤のクライマックスでは
颯爽と、じつに颯爽と、生徒たちを殺していきます。
なんだかハスミンの高揚感が、こちらにも移ってきたかのようです。
こんなに簡単に、人は雰囲気に影響されるものかと
高揚感を感じる反面、ゾッとした。

生徒たちがどんどん死ぬ分には
そもそも最初から「みなごろしですよー!」みたいな
宣伝文句だったことだし、あまり気にならなかったのですが
(ていうか、人数が多くて誰が誰だかわかんないのもあったし
 あえて「死」を気にしないようにしたというのもある)
怖かったのはそんな「気にしない」ことによる
自分の感覚の、みごとなマヒ具合です。

ハスミンはサイコパスという設定なので
常人の考えおよばない、残虐なことが平気で出来る。
これはまあ、想定の範囲内です。
それに、そこまでの狂人が自分の周りにいるというのも
そうそうはない話でしょう。

しかし例えばですよ、もし戦争が起きたりして
もし、戦場にサイコパスがいて
もしそいつが、暴走したとしたらどうでしょう。
それにつられて、狂気にかられる人が絶対にいると思うんですよ。
そしてその狂気は、どんどん伝播して、最終的には
その集団そのものがおかしくなってしまうのではないか、と。
(そしてその狂気は、他の集団にも伝播して……)

サイコパスは、反社会的な行動によってよりも
その行動が、むしろ社会の本流となってしまったときのほうが
いちばん恐ろしいのではないかと、わたしは思います。

あと、けっこう豪華な出演陣にも注目!
山田孝之がキモチワルイけどカッコイイけどキモチワルイ。

Tc0125
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  悪の教典@ぴあ映画生活

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